夜中到着の場合は、宿を予約したほうが無難

ネパールは、ヒマラヤ山脈の麓、インドと中国に挟まれた小さな国です。エベレストがあり、日本をはじめ世界中から観光客が訪れる国です。日本からネパール入りする場合は、首都カトマンズに飛行機で入る人が多いでしょう。カトマンズは首都だけあって、中〜高級ホテルも多く、市の中心地にはタメルと呼ばれるツーリストエリアもあります。タメルには、ホステルやゲストハウスなどの安宿から中級ホテルが集中しているエリアで、通りには、ツーリスト向けのレストラン、旅行代理店、土産物屋などが軒を連ねています。バックパッカーも多いタメルでは予約なしでも宿は見つかるものですが、夜中到着の場合は予約しておいた方がいいでしょう。高級ホテルなら24時間フロントは開いていますが、小さいゲストハウスなどは夜中の12時前にゲートを締めてしまうことがあります。宿は適当にその日の気分で決めたい人も、夜中到着の場合は、最初の1泊だけは予約をしておくのが無難です。

安宿から中級ホテルまで様々な宿が集まっているタメル 安宿から中級ホテルまで様々な宿が集まっているタメル

バスは前日予約で大丈夫

国内移動のためのツーリストバスは毎日たくさんの便が出ています。通常は、前日早めの時間に予約すれば大丈夫です。ただし、前の席を確保したい場合は、数日前に予約を入れ、席も指定しておくといいでしょう。席を指定しない場合、後ろの方に回されることがあります。日本ではバスの席が前でも後ろでもそう乗り心地は変わらないかもしれませんが、ネパールでは大違い!道は悪く、バスの性能も悪いため、後ろの席は前の席に比べてかなり激しく上下に揺れます。車酔いしやすい人は絶対に前の席を予約しましょう。また、秋頃にあるダサイン前の数日間は帰省ラッシュで飛行機もバスも予約でいっぱいになります。この時期はあらかじめ予約をしておかないと席が確保できないかもしれません。

たくさんのツーリストバスが待機するポカラのツーリストバスパーク たくさんのツーリストバスが待機するポカラのツーリストバスパーク

短い日程の場合、長距離移動には飛行機を

1週間程度の短いネパール旅行で、国内を数カ所効率よく回りたいなら、国内移動には飛行機を使うのがオススメです。ネパールの道路事情では、カトマンズから200キロ離れたポカラでさえ陸路移動した場合6〜8時間かかってしまいます。それが飛行機ならほんの30分程度、午前中に飛行機移動すれば、午後はたっぷり観光に使うことができます。日本では200〜300キロは、鉄道や高速バスで数時間で移動できる距離ですが、ネパールではそうはいきません。バスで車窓を眺めるのが旅の目的のひとつであるという人や、時間はたっぷりあるので交通費は節約したいという人以外は、長距離の移動は飛行機がおすすめです。

短い日程で効率よく回るなら飛行機を使おう 短い日程で効率よく回るなら飛行機を使おう

国内線を使う時に注意しておきたいこと

ただし、国内線を使うにしても注意しておきたいことがあります。ネパールの国内線は原則として有視界飛行です。雨天や濃霧で視界が遮られる場合は飛ぶことができません。6〜8月にかけて雨期のネパールでは、欠航便が出ることもよくあります。雨期に旅行するなら国内線が欠航する可能性も考慮しておきましょう。また、雨期でなくても、天候不順や滑走路順番待ちで飛行機が1〜2時間遅れることはよくあること。分刻みのスケジュールはネパールでは役に立ちません。移動は1〜2時間遅れることを最初から考慮して予定を立てましょう。

飛行機を使うトレッキングは、余裕を持った日程で

スケジュールに予備日を数日作っておきたいのは、飛行機を使うトレッキングを予定している人です。山の上にいくフライトは一年を通して些細な天候の変化で遅延、欠航するもの。エベレスト方面へのトレッカーがよく使うルクラ行きのフライトは、2〜3日続けて全便欠航することも珍しくありません。飛行機を使うトレッキングを予定している人は、スケジュールに数日の予備日を作っておき、フライト日程が変更できる国際線のチケットを購入することをおすすめします。とにかくスケジュールには余裕をもって、臨機応変に状況の変化に対応できるようにしておく、それがネパールの旅をプランニングするときのコツであり、ネパールの旅を楽しむコツでもあります。

山の天気は変わりやすいのでフライトが欠航することもよくある 山の天気は変わりやすいのでフライトが欠航することもよくある