ネパールの三大トレッキングエリア

ヒマラヤの国ネパールには、世界中から多くの登山家やトレッカーがやってきます。トレッカーという言葉を聞きなれない人もいるかもしれませんが、トレッカーとはトレッキングをする人のこと。登山とは頂上を目指す山登りのことですが、それに対しトレッキングとは頂上を目指さない山歩き。山の麓の山道を歩くことをさしますが、ヒマラヤ山脈を有するネパールではヒマラヤの麓を歩くトレッキングコースが豊富にあります。特にエベレストエリア、アンナプルナエリア、ランタンエリアは、ネパールの中でも多くのトレッカーが訪れる人気の高い三大エリアです。それぞれのエリアの魅力や特徴をご紹介しますので、ぜひご自分にあったエリアを見つけてください。

ネパールには、ヒマラヤの絶景に憧れ、世界中からトレッカーが訪れる ネパールには、ヒマラヤの絶景に憧れ、世界中からトレッカーが訪れる

世界最高峰、憧れのエベレストエリア

言わずと知れた世界最高峰エベレストのある、エベレスト山群は、世界中のトレッカーの憧れの地。シェルパ民族の村ナムチェからヒマラヤまでの一帯は「サガルマータ国立公園」に指定されており、世界遺産にも登録されています。エベレストを間近に望むことのできる人気の高いエリアで、トレッキングの起点となるのはルクラにある「テンジン・ヒラリー空港」です。カトマンズから飛行機で約30分、空港の標高は2840m。出発点がすでにその高さなので、高度順応するために、余裕を持ってゆっくり歩くことが必要です。初心者には、約4日間のナムチェまでまでの往復のコースがオススメ。エベレストの展望が素晴らしいのはさらにその先にあるカラ・パタールやゴーキョ・ピークですが、往復で10日以上の日程が必要なコースであり、最高標高が5000mを超えるので上級者向けです。

初心者コースから上級コースまであるアンナプルナエリア

カトマンズから西に200キロのところにあるネパール第二の都市、ポカラ。そのポカラの北側に広がるのが、8000m峰であるアンナプルナを中心としたアンナプルナ自然保護区です。ここでは、日帰りや数泊のミニトレッキングから、1ヶ月の本格トレッキングまでバラエティ豊かなコースが自由に組め、初心者から上級者まであらゆる人のニーズにこたえることができます。3大エリアの中では、ロッジおよび食事のクオリティが最も高いのも魅力です。トレッキング開始地点までポカラから車で数時間というコースも多く、初心者や家族連れなどにもおすすめできます。

高山植物の宝庫ランタンエリア

7000m峰のランタン・リルンをはじめとするランタンヒマラヤエリアは、ランタン国立公園にも指定されています。また、ランタン渓谷は高山植物の宝庫としても有名です。ランタン国立公園はカトマンズから北方向へ30キロほど行ったあたり。トレッキングの起点となるシャブルベシまでは、カトマンズから車で6〜8時間ほどです。エベレストエリアやアンナプルナエリアに比べるとトレッカーが少ないので、喧騒を逃れて自然を満喫したい人にはおすすめ。ただし、ランタン渓谷までのトレッキングには往復で最低でも7日間は欲しいところ。中級者向けのコースです。