3王国の都だった「パタン」

世界遺産「カトマンドゥ盆地」の7つの場所のうちの5つ目は、カトマンズの南6kmほどにあるパタンです。パタンはマッラ3王国時代の都のひとつで、その当時建てられた多くの建築物が残っていまです。別名「美の都」と呼ばれるように、様々な様式からなる寺院群は、どれもすばらしいもの。町の中心は、寺院や旧王宮が並ぶダルバール広場で、観光客の多くもだいたいこのあたりに集中しています。パタンが楽しいのは、旧市街の散策でしょう。小さな祠堂や井戸、町の人たちの休憩スペース…。のんびりとした町の風景は、ちょっと騒々しいカトマンズから来ると、妙にほっとするものがあります。また、ここは王朝時代以来の“職人の街”でもあります。とくに金属細工の仏像や宗教絵画は有名で、名の知れた作家の工房も数多くあるとか。

ネパールの世界遺産「カトマンドゥ盆地」その3 パタン、バクタプル、チャング・ナラヤン ネパールの世界遺産「カトマンドゥ盆地」その3 パタン、バクタプル、チャング・ナラヤン

古都の風情漂う「バクタプル」

カトマンズ盆地の町のなかでも人気が高い古都が「バクタプル」です。ここも3王国の都のひとつで、何層もの屋根を持つ塔や寺院が、町のあちこちに建っています。カトマンズから東へ12kmと、今までの見どころよりはちょっと離れています。町の中心は旧王宮のあるダルバール広場と、そのそばにあるトウマディー広場。ここにある高さ30mで五層の屋根を持つニャタポラ寺院は、この町を代表する寺院です。トウマディー広場から東へ1kmほど離れたタチュパル広場までは石畳のバザールが続き、旧市街の風情を感じるエリアです。町の雰囲気がとてもいいので、できたらここに一泊して、観光客が帰った後の静かな街並を歩いてみるのもおすすめです。あと、バクタプルへ来たら、町の名物のヨーグルトを食べるのを忘れずに!

ヒンドゥー教のヴィシュヌの化身を祀る「チャング・ナラヤン」

さて世界遺産「カトマンズ盆地」の最後を飾るのは、バクタプルからさらに北へ6kmほど行ったところにある「チャング・ナラヤン」です。チャング・ナラヤン寺院は、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるナラヤン神を祀った寺院です。バクタプルから車で20分ぐらいなので、カトマンズからタクシーをチャーターして、バクタプルと合わせて回ってもらってもいいでしょう。さあ、これでカトマンズ盆地の世界遺産7カ所、すべてご紹介しました。カトマンズに行く機会があったら、外せない見どころですよ!