高原のリゾート、ポカラ

2015年4月大地震に襲われたネパールの首都カトマンドゥ。今では復興が徐々に進んでいますが、カトマンドゥから西に200キロ離れたポカラでも、地震の被害は何もなかったにもかかわらず、風評被害で観光客が激減してしました。しかしこちらもようやく観光客が戻ってきているとか。こんな風に大災害に見舞われたネパールですが、インドを長期旅行する者たちにとっては、一服の清涼剤と言うか、憧れがポカラなのです。人がよく、食べ物がうまく、日本食もあり、物価は安く、ゲストハウスのレベルが高い。山は美しく、空気は澄み、土産物も充実しています。気が向けばヒマラヤにトレッキングに行ってもいいし、その前に、ポカラからはペワ湖の向こうに、6993メートルのマチャプチャレがそびえ立っているのが見えるのです。「魚の尾」の形をした雪山は美しく、見飽きることがありません。

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ポカラはついつい長逗留してしまう町

ポカラは冬でも日中は20℃くらいまで暖かくなるのですごしやすく、長逗留する旅行者たちも大勢います。1泊ツインで10ドルも出せば、バルコニーがあるような部屋に泊まれて、ホットシャワーもWIFIも完備されています。タダ同然の値段で自転車を借りれば町を一周するのはわけありません。ペワ湖でボートに乗ったり、日本料理の「アニール・モモ」で日本食を食べながら漫画を読んで過ごしたり、あるいはチベットのきび酒「トゥンパ」をお湯で薄めつつ、チビチビ飲むのもいいですね。出合った旅行者とバカ話に興じ、チベット料理店では太めの餃子「モモ」やラーメンの「トゥクパ」に舌鼓を打つのです。ネパール料理のダルバートも忘れてはなりません。インドほど香辛料を利かせていないカレーは、日本人好みの味です。イタリアンやパン屋、中華料理屋、インドカレー屋もありますし、気がついた時、僕の場合は1ヶ月が経っていました。

サランコットの丘に行ってみる

毎日マチャプチャレを眺めていると、もう少し近くで見たくなってきます。そんな時にちょうどいいのが、標高1550メートルのサランコットの丘までトレッキングすることでしょう。5時にホテルを出てバスで麓まで行き、そこから歩いて小一時間です。6時にはご来光を眺める旅行者たちで一杯になります。ここからは、谷底深く、その向こうにせり上がるようにヒマラヤの峰々が見えます。まさに絶景。ポカラで見ていた時よりもさらに雄大で壮麗です。雪山の向こうに朝日が昇ってきます。ピンク色に染まる峰々の美しさにはため息がこぼれます。ここに2016年12月、日系の高級ホテル「ホテル・アンナプルナ・ビュー」が建設される予定です。この息を呑むような絶景を、部屋から眺めれるようになるとは。ロビーの正面には堂々と、アンナプルナの雄姿がガラスの向こうに。設計は、箱根の高級旅館「強羅花壇」を手掛けた建築家の竹山聖氏です。1度泊まってみたいですね。