アンナプルナエリアはビギナーから上級者まで楽しめる

エベレストを有する小さな国ネパールは、世界中から登山家や山歩き愛好家が訪れる国。いくつものトレッキングエリアがありますが、その中でもアンナプルナ連峰を中心とするアンナプルナエリアはコースが豊富。1泊のショートトレックから2週間以上の本格的なコースまで揃い、初心者から上級者まで楽しめるのが特徴です。ここでは、そのなかから主なトレッキングコースを厳選してご紹介します。

トレッキングしながら眺めるアンナプルナの絶景は格別 トレッキングしながら眺めるアンナプルナの絶景は格別

コース1:1泊でも楽しめるガンドルックトレック

例え1泊2日しかなかったとしても、アンナプルナエリアなら大丈夫。短い時間しかない時や山歩きは初めての人にオススメなのがガンドルックトレックです。ガンドルックは、標高約1900mのグルン民族の村。村から眺めるアンナプルナ南峰も美しいのですが、白い石壁と黒い石瓦の伝統的なグルンの家が並ぶ村の雰囲気もネパールならではのもの。このあたりでは一番大きな村なので、到着後、ゆっくり村を散策してもいいですね。

昔ながらの石造りの農家が並ぶガンドルック 昔ながらの石造りの農家が並ぶガンドルック

コース2:ショートトレックの一番人気なら、ゴレパニトレック

3泊4日ほど時間があるなら、ぜひゴレパニまで足をのばしてみてください。ゴレパニは標高約2800mの村。周りはネパールの国花であるシャクナゲの森に囲まれており、春には美しい赤い花を眺めながら歩くことができます。そして、ゴレパニトレックの目玉は、プーンヒルの丘からのヒマラヤの日の出。ゴレパニから約1時間のプーンヒルは、アンナプルナとダウラギリという2つの8000m峰を含む180度のヒマラヤ展望で有名な丘です。ゴレパニトレックはアップダウンが多いコースですが、一歩一歩踏み締めて登った後の絶景はまた格別なものです。

ゴレパニ周辺はシャクナゲの森が広がっている ゴレパニ周辺はシャクナゲの森が広がっている

コース3:アンナプルナベースキャンプ、通称ABCトレック

アンナプルナエリアを代表するコースといえば、ABCトレック。ABCとは、Annapuruna Base Camp(アンナプルナベースキャンプ)の略。8000m峰であるアンナプルナのベースキャンプを目指すコースです。最高標高は4000mを越えますので、高山病対策、朝晩の寒さ対策も含めそれなりの準備は必要ですが、ベースキャンプからの迫り来るヒマラヤ展望は一度は見てみたい絶景です。アンナプルナ1峰、3峰、南峰、マチャプチャレ、ガンガプルナといった迫力ある12のピークと氷河の雄大な景色は一生心に残るものになるはず。総日数は7日から10日の中級者向けコースです。コース4以下は後編に続きます。