- OZAKI
- 26歳で会社を辞め、女ひとり、世界一周の旅に出る。その後、フィリピンで半年、インドで約3年(現地旅行会社に勤める)の海外生活を経験。帰国後は、東京で旅好き外国人とのルームシェア生活中。出身は神戸。これまで訪れた国は、40ヶ国以上。世界遺産を観るより、目的地に向かう道中が好き。
出発エリアをに変更しました。
「フィリピン留学のススメ その1」からの続きです。フィリピン留学では、校舎と宿舎が同じ敷地にあって、食事も付いている全寮スタイルが主流です。食事のほかランドリーサービスもあり、洗濯物や掃除の心配も無用と、まさに至れりつくせり。勉強だけに集中して下さいね、という環境が整っているんです。学校が共同生活の場となるので、門限やルールが厳しく設定されているところも多く、中には、平日外出禁止、構内母国語禁止など、授業外も監視下にあるような「スパルタ式」と呼ばれる学校が存在します。この言葉に怖気づく方も多いかもしれませんが、これもフィリピン留学の代名詞のひとつです。フィリピン留学自体が韓国の加熱する英語教育の過程で生まれていることによるもので、ようするに「子供たちが遊ばないように」と、とられた対策。これが、親御さんたちに好評なのだとか。現在は、スパルタ校ばかりではなく、日本人向けの学校も増えているので、ご心配なく。
シンプルだが清潔で快適な2人部屋
全寮制なので、価格は授業のコマ数や日数に加え、お部屋のプランによって決まります。最安値のベースプランはドミトリー(相部屋)タイプ。追加料金で個室タイプへの変更が出来たり、学校によっては、コンドミディアムやホテル滞在プランなどが選べるなど、選択肢の幅が広がってきています。さすがに、学生さんたちとの共同生活は不安という、シニア層やビジネスパーソンの需要の増加に伴い多様化してきました。現在も、フィリピンにある語学学校の約8割は韓国資本といわれていますが、日本人の受け入れ態勢や、日本資本の参入で、日本人のニーズに沿ったプランやカリキュラムがどんどん開発され、現在の人気の地位にまでたどり着きました。ドミトリーでルームメイトの韓国人と必然的に英語を使う状況に置きたい方も、落ち着いた環境で学びたい方にも、希望のプランが見つけられますよ。
海外旅行に慣れていない方や、普段パッケージ旅行を利用している方からすると、一見、ハードルの高そうなフィリピンですが、いまどきのフィリピン留学は、実はとっても簡単なんです。『空港に着いたら、ピックアップサービスで学校へ直行。食事や通学、生活面での心配は無用、あとは勉強に励むだけ』。という環境が、標準的に用意されているからです。ホストファミリーを申し込んで、空港ピックアップサービスを追加して、現地での生活や受け入れに対して何度もエージェントに相談したり、初登校日に無事に学校へたどり着くか心配したり(これはこれで楽しいのですが)と、一昔前に想像していた、いわゆる「留学」とは少し様子が異なりませんか?これが今流行りのフィリピン留学なんです。(その3に続く)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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