- OZAKI
- 26歳で会社を辞め、女ひとり、世界一周の旅に出る。その後、フィリピンで半年、インドで約3年(現地旅行会社に勤める)の海外生活を経験。帰国後は、東京で旅好き外国人とのルームシェア生活中。出身は神戸。これまで訪れた国は、40ヶ国以上。世界遺産を観るより、目的地に向かう道中が好き。
出発エリアをに変更しました。
「フィリピン留学のススメ その2」からの続きです。いざ、留学を検討中の方も学習の目標や目的、現在の英語レベルによっても行き先は変わってくることと思いますが、フィリピン留学の場合、初級〜中級の幅広いレベルの方に向いていると言われています。また場合によっては、TOEIC900点以上のレベルの方でも日本人特有の文法はわかるのにスピーキングがどうも苦手という場合や、長年親しんだ日本語アクセントが抜けない方への発音矯正の受講には効果があるのではないかと思います。フィリピン人講師の方はホスピタリティがあって、とても親しみやすいので、スムーズにレッスンに入れるのも万人受けするポイントではないかと思っています。「とにかく費用を安く済ませたい」「TOEICのリスニングを点数UPさせたい」「本留学前のプレ留学として」「ビジネスに英語の習得が必須で」「パッケージツアー以外の海外旅行をしてみたい」等々、本気の方からトラベル英語の習得といったレベルまで、いろんなレベルに対応してくれます。
街中の庶民的な食堂。大盛りライスと肉料理がメイン。
フィリピン留学が万人におすすめというわけでは、もちろんありません。英語圏への正規/短期留学、ワーキングホリデーなどでは、現地でのホストファミリーや様々な国籍のクラスメートとの交流、欧米文化の体験や憧れの海外生活など、現地でしか体験できない、単なる英語学習以外の魅力を持ち合わせます。また、十分な英語力がある方や専門分野の勉強など、上級レベルの学習には物足らないでしょう。そして、パンフレットやホームページには立派な校舎と快適そうな宿舎、大型で近代的なショッピングモールなどの写真が並びますが、フィリピンがまだまだ途上国であることは事実です。学校の一歩外は、アジアの途上国の日常が広がっているので、そのような生活に過度な不安や拒否感がある場合もやめておくほうが正解です。せっかくの留学先でネガティブな思考は、ストレスとなって勉強の妨げになりますし、そこまでしてフィリピンに留学をしなくても、英語の学習は日本でもどこでもできますからね(笑)。
マニラから日帰り小トリップ
「フィリピン」といえば、リゾートを想像しますか? それとも、都会の喧騒をイメージしますか? ひと口にフィリピン留学といっても、大きく分けて、セブ島、マニラ、その他(バギオ、イロイロなど)の3つの滞在先が候補に挙がります。学校の方針や適したカリキュラムから自分に適した学校が見つかるに越したことはないのですが、希望の行き先を決めてから、自分に合いそうな学校を探すのもひとつの手です。首都、マニラはもちろんですが、東京、大阪、名古屋のいずれからもセブ島への直行便が出ているので、両者の利便性はそこまで変わりません。唯一、メトロ(MRT)が走るのはマニラです。メトロで気軽に出かけたい都会派にマニラ。独自の文化に触れ、海や山に囲まれながら過ごしたいノンビリ派はその他。ショッピングモールには出かけたいけど、大都会は苦手、せっかくなのでリゾートもという欲張り派には、バランスが取れていて治安のいいセブ島といったところでしょうか。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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