海外旅行のスーツケースは防犯性を考えて

海外旅行に使うスーツケース、皆さんは何を基準に選びますか? 軽さや耐久性、デザインなど選択の基準はいろいろあると思います。でも、海外旅行となるとまず第一に重視したいのが防犯性ではないでしょうか。旅行先にもよりますが、最も旅行者が集まる空港での盗難被害は後を絶ちません。余計なトラブルを未然に防ぐには、スーツケース選びやその事前知識がポイントになります。

海外旅行のスーツケース、何を基準に選べばいい? トラブルを防ぐための知識と対策 海外旅行のスーツケース、何を基準に選べばいい? トラブルを防ぐための知識と対策

世界各国の空港で発生する盗難・詐欺被害

預け入れ荷物の盗難被害は、世界各地の空港で発生しています。近年では某国の空港職員による窃盗が、社会問題にもなりました。欧州でも長年にわたり多発しています。また、近年アジア系の某空港で問題になっているのが、空港職員による詐欺です。2015年11月に世界中のメディアによりこの問題が取り上げられ、政府も対応に動いています。その手口とは、国際空港で空港のセキュリティースタッフが乗客のスーツケースのなかに銃の弾薬を忍ばせ、金を払えば見逃してやると脅迫するというもの。この国では許可のない火器、弾薬の所持は禁止されています。この手口にひっかかり、米ドルで10ドルから640ドルものお金を騙し取られた乗客もいました。スーツケースの中に弾薬が発見されて逮捕されてしまった日本人被害者も実際にいます。

被害を未然に防ぐための対策

では、被害者になることを避けるために事前にできることは何でしょうか? まず、アジアの某国の場合はスーツケースのポケット部分に銃弾を入れられることを防ぐため、ハードケースのスーツケースがオススメです。外側にポケットのついたソフトタイプのスーツケースの場合は、空港にあるラッピングサービスを利用することができます。本来はサーフボードなど不定形の荷物のためのサービスですが、今回の詐欺事件を受け、この国の国際空港でもスーツケースのラッピングサービスを開始しました。スーツケースをラップですっぽり包み込むことにより、詐欺だけでなく盗難の可能性もかなり低くなると思われます。こうしたラッピングサービスは成田や羽田のほか、世界各地の空港にあります。スーツケースのロックが壊れて閉まらないときなどにも、知っていると役立ちますよ。

貴重品は常に持ち歩き、目を離さないこと

盗難を防ぐための最も基本的な対策は、スーツケースのなかに貴重品を入れないことです。現金や電子機器、時計や宝石類などは、必ず手荷物のなかへ入れて自分で持ち運ぶこと。そうすれば万が一スーツケースを壊されて物色されても、被害は最小限ですみます。過剰に警戒する必要はありませんが、気をつけるべきことだけはしっかり守って旅を楽しんでください!