さん(する)

掲載日:2017/08/11

シンガポール本島から南へ6km、竜宮城の小さな島にショートトリップ!

シンガポール島から南に6kmほど離れた位置に「クス島」という島があります。面積わずか8.5ヘクタールで、歩いて一周したとしても30分かからないこの小さな島は、古くから中国寺院とイスラム寺院が共存する信仰の地。島の海岸からは、沖合にいくつもの大型貨物船が停泊する様子や、対岸にシンガポールのセントーサ島や金融街が望めます。お洒落なリゾート風のカフェやアクティビティーといった施設は全くありませんが、それが逆に良くて、都会の喧騒を一時的に忘れられる穴場スポットなんです。

カテゴリ:スポット エリア:アジア  シンガポール  シンガポール キーワード: ビーチ 穴場 自然 名所 レジャー

ABガイド:すずまる

すずまる
シンガポール在住。すぐ道に迷うので、基本いつも一人旅。 東南アジアを無計画にうろうろする中で、ローカルの人たちに教えていただいた情報など 皆さまとシェアさせていただけたらと思います。

まるで竜宮城のよう? 浦島太郎気分で散策へ !

まるで竜宮城のよう?  浦島太郎気分で散策へ !

フェリーを降り立つと、緑の屋根と朱色の柱の中国寺院に目が止まります。道教の寺院で、東南アジアの華人社会で人気がある「大伯公」が主神として祀られています。まるで浦島太郎伝説の「竜宮城」を思い起こすかのよう。それもそのはず、「クス」は中国語で「亀」を表す言葉。その昔、島に姿を変えた亀に救われた中国人とマレー人の漁師が、感謝の意を込めてこの島に2つの寺院を建立したと古くから伝えられています。

巡礼期には5万人が訪れる信仰の地

巡礼期には5万人が訪れる信仰の地

島には寺院を管理する一族が島に住むだけで、普段は閑散としていて、静かな時間が流れています。筆者は平日に訪れましたが、島に人けはほとんどありませんでした。しかし、お寺が建立されたという旧暦9月〜10月の約1カ月間が巡礼期になると、本島から5万人もの人が訪れ、屋台なども立ちならび、賑わいを見せるそうです。

丘の上にはマレー聖廟

丘の上にはマレー聖廟

この寺院をお参りした後、小高い丘に向かいます。152段の階段を上がると、19世紀に住んでいたという敬虔なムスリム教徒の家族が祀られた、マレー語でケラマ(keramat) と呼ばれる聖廟に辿り着きます。住職が境内にいらっしゃる時は、祭壇の前で無病息災を祈念し、来訪者の片方の手首に黄色のリボンを巻いてくださいます。

週末はシンガポール人の憩いの島に!

週末はシンガポール人の憩いの島に!

「週末にこの島にバーベキューや海水浴、釣りにくる若い人も増えてきましたよ。昔は家族に連れられてお参りに来ていた子供達が、今は親になって自分の子供を連れてくるんですよ」と中国寺院の管理人・デンさん。クス島に行くにはそれまで電車とバスを乗り継ぐか、タクシーで乗り場に向かわないといけなかったのが、近年はフェリー乗り場の地点にMRTの駅ができ、交通アクセスが便利になったため、小さい頃から馴染みのある小さな島にショートトリップできるようになったのは、素晴らしいですね。

「クス島」へのアクセス

「クス島」へのアクセス

MRT南北線マリーナ・サウス・ピア駅の横がフェリー乗り場。
往路はマリーナ・サウス・ピアを出て、セントジョーンズ島に15分間停泊したのち、クス島に到着する。復路はダイレクトにマリーナ・サウス・ピアに到着する。

所要時間:往路 約1時間 / 復路 約30分
便数:平日2便、土曜3便、日曜祝日5便
往復料金:大人18ドル、子ども12ドル
フェリー運航会社名:シンガポール・アイランドクルーズ・アンド・フェリーサービス(オーストラリア、日本、韓国製の船を所有。計10台)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/11)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて


キーワードで記事検索

検索