週末の夜は歩行者天国に!

前編からの続きです。クラブ・ストリートとアン・シアン・ロードは、週末の夜には歩行者天国になります。日中の暑さが徐々にやわらぐ夕暮れ時、そろそろ夜の営業を始めるパブやレストランでは、従業員たちが次々に通りに出てきます。みんなでテーブルのセットを運び出し、てきぱきと並べるのです。そんな活気ある光景を見ているだけでも、お祭りが始まるのを待つような気分になり、ワクワクしてきますよ。やがて、夜が更けていくにつれ、人々が続々と繰り出してきます。そんなふうに、時間帯を変えてリピートしてみるのも興味深いですよ。

屋外にテーブルを出す従業員と、指示を出すオーナー 屋外にテーブルを出す従業員と、指示を出すオーナー

イタリア料理店がたくさんあります

このエリアの一つの特徴は、ピッツェリアやトラットリア、リストランテといった各種のイタリア料理店がそろっていることです。釜焼きピッツァの「スピッツァ」、南部料理を得意とする「クッジーニ」、トリュフ料理が看板の「トリュフ・グルメ・シンガポール」、他にもたくさんのイタリアンが腕を競ってます。イタリア人オーナーシェフがストリートに出てきてテーブルを出す指示をしていたりしますが、きびきびしていてカッコいいですよ!

中国各地の「郷土会館」も見どころです

このエリアは、飲み屋が充実していること以外にも、シンガポールの歴史を垣間見ることのできる場所でもあります。中国各地からシンガポールに移住し成功した人々の、サロン的な存在の建物(「会館」と呼ばれる)が林立しているのです。これらの建築物を見て歩くのもいいものですよ。さまざまな意匠を凝らした建物は、歴史の証人のようなたたずまい。とてもフォトジェニックです。

細長い公園も、穴場のおすすめなんです!

そしてまさに裏技の楽しみ。日中なら、アン・シアン・ロードの裏手にある「アン・シアン・ヒルパーク」という公園を歩くのもいいでしょう。公園とも言いがたいような、本当に小さくてせまい、通路のような公園ですが、飲み屋街を1本外れただけでこんなに静かになるのか、と不思議な感覚にもなります。レストランの裏口を見たり、遠くにビジネス街を見たりと、変化に富んだ公園です。大人のための飲み屋街であり、都会のはざまの隠れた散策にもってこいのこのエリア。時間をとって、十分に楽しんでください!