大きな魚の頭がドーンと入ったカレーとは

シンガポールで、名物エスニック料理を食べまくろう! そう思ったら、ぜひ「フィッシュヘッドカレー」の名店へどうぞ。フィッシュヘッドカレーとは、シンガポールに出稼ぎに来ていた南インドの人々が発明したローカルフードです。グルメにことかかないシンガポールのローカルフードの中でも、スパイシー料理が好きな方には特におすすめ。「イカン・メラー」という鯛の仲間の頭を丸ごと煮込みます。日本で通常食べているカレーに、こんなビジュアルのカレーはありませんよね。その特別感も、旅のスパイスになりますよ!

じゃがいものように見えるのは、実はパイナップル じゃがいものように見えるのは、実はパイナップル

旅行者にも抵抗なく入れる、きれいなレストラン

シンガポールにはフィッシュヘッドカレーを出すレストランがたくさんありますが、最も有名な店といえば「ムトゥース・カリー」でしょう。フィッシュヘッドカレー発祥のお店と言われている老舗店です。MRTリトルインディア駅とファーラーパーク駅のどちらからも徒歩5〜10分ほど。お店のあるレースコース・ロードには、おいしそうなレストランが建ち並んでいますよ。初めて訪れてみて、予想よりもおしゃれで広々とした店構えにちょっと驚きました。座席数は300席を超えますが、団体客が入ることもあるそうです。

広い店内のかわいいインテリア 広い店内のかわいいインテリア

魚のアラって、煮込むとどうしてこんなにおいしいんでしょう……

看板メニューのフィッシュヘッドカレーはサイズが3段階あり、Sで2〜3人、Mで4人、Lで5人分くらいという目安です。あなたが一人だったらSサイズでもちょっと食べきれないかもしれません。それくらいのボリュームです! ただし、肉のカレーより油脂分が少なく胃もたれしませんよ。フレッシュパイナップルやオクラが具材として入っています。私はサフランライスを選びましたが、スチームライス(白いごはん)もありますからお好みで選びましょう。魚の頭ですから、いい出しが出ているのはいうまでもありません。肉や野菜のカレーとは違う、魚のおいしさを堪能できます!

ギザギザの歯もそのまま残っているので、なかなかの迫力 ギザギザの歯もそのまま残っているので、なかなかの迫力

ドリンクはライムジュースで決まり(ビールならピッチャーも)!

……と言っても、実は私は辛いものが絶望的に苦手で、私にはこちらのフィッシュヘッドカレーは非常に辛いと感じました。ただ、パイナップルや付け合わせの野菜の煮込み2種、そしてお通しに出るパパドゥ(薄焼きせんべい)などを挟みながらなら食べ進めることができます。何より、ここのライムジュースはシンガポール国内でもかなりのおいしさ。辛さにノックダウンされても、さわやかなライムジュースでさっぱりしますよ!

ライムジュースがおいしくて2杯飲んでしまった! ライムジュースがおいしくて2杯飲んでしまった!

それぞれの素材にぴったり合うようにスパイスの配合を変化させる

この他、人気メニューのプロウンマサラ(エビのスパイス炒め)はフィッシュヘッドカレーより少しマイルドで、やはり魚介類の出しの力を実感できます。メインディッシュだけでなく、付け合わせ野菜も手抜きなしのスパイスの妙味がたっぷり。ごはんはお代わりできるので、どんな大食漢でも必ず満腹になりますよ。本国インドを離れ、シンガポール独自の発展を遂げたカレーをお腹いっぱい食べてくださいね!

エビにからんだスパイスは一見フィッシュヘッドカレーと同じようで、全然ちがう味わい エビにからんだスパイスは一見フィッシュヘッドカレーと同じようで、全然ちがう味わい