量り売りの精肉売り場

「シンガポールの市場」その2からの続きです。シンガポールのお肉売り場には、鶏肉・豚肉・牛肉などがありますが、羊肉も食べるようです。ご近所のタイ、マレーシア、インドネシアの市場では、氷づめにはなっていても常温保存が多かったのに対し、シンガポールの精肉売り場は冷蔵。日本のお肉屋さんにあるようなガラスの冷蔵ケースに肉のかたまりが並んでいて、部位と重さを言ってお店の人に切り分けてもらう方式です。暑くてものが傷みやすい土地柄ですから、政府は食品の衛生管理にも注意を払っているようです。「ウェット・マーケット」というくらいですので、特に肉・魚売り場の床は滑りやすく、品出しのためのカートも忙しく走ります。踏まれたり、何かとぶつかってもけがをしないよう、足を保護する、滑りにくい履物で出かけてください。市場を出た後、靴底を洗うか、ぬぐうかした方がいいような場所もあります。

近場の海外旅行でおもしろいシンガポール 高層団地にあるローカル・マーケット(その3) 近場の海外旅行でおもしろいシンガポール 高層団地にあるローカル・マーケット(その3)

輸入卵も並ぶ売り場

炒飯や炒めものなどにもよく使われる卵は、常温で売られています。単位は10個で、何種類かに分かれて並んでいるものから、お客が選んで買うようです。値段の違いは、卵の大きさや養鶏の仕方の違い。昔はシンガポール国内で鶏が飼育されていたのですが、現在は8割が外国産の卵で、ブロイラーのものもあれば、放し飼いにされた地鶏のものもあり、隣のマレーシアなどから運ばれてきます。96%が国産の日本の卵のことを考えると、国情の違いを感じます。

南国の花が魅力的な、生花売り場

シンガポールの市場で眺めていて楽しいのは、生花です。日本ではあまり見かけない熱帯の花もあり、デンファレや蘭などは、日本よりずっと安く売っています。大輪のゆりの切り花などもありますが、菊の種類が多いように感じました。そういえば、町なかのお堂や、お墓で見かけるのは、こういう小ぶりの菊の花です。珍しいお花を少し買って、ホテルの部屋で活けても楽しそうですね。 (その4に続く)