レジャーだけでは物足りなくなった人にお勧めの場所

グルメ、ショッピング、テーマパーク。旅行者にとってはどちらかというと享楽的なイメージの強いシンガポールですが、ちょっと時間を取って、歴史と文化を勉強してみるのはいかがですか。MRTブラスバサー駅から徒歩5分ほど、大学や公園の並ぶ落ち着いたエリアにある「シンガポール国立博物館」へ行ってみましょう!天気の変わりやすいシンガポールでの街歩きで、雨に降られたときに立ち寄るのにも向いています。

シンガポール国立博物館は、たっぷり時間を取って行きましょう! シンガポール国立博物館は、たっぷり時間を取って行きましょう!

日本語音声ガイドはマスト!

シンガポール国内には数多くの博物館や美術館がありますが、この博物館はシンガポールでもっとも古い博物館です。しかし、古さをまったく感じさせない美しい建物なのです。コロニアルな旧館とモダンな新館とが並んでおり、展示の充実ぶりとともに、建築美にも驚くことでしょう。入場料を払うと、日本語音声ガイドが無料で借りられます。これは絶対に借りるべきです! 「ヒストリーギャラリー」の解説が芝居仕立てになっていて、声優さんたちの熱演に聞き入ってしまいますよ。ただ、日本軍占領のあたりは日本人としては、少々居心地の悪い思いをするかもしれません。被占領国の立場から展示が組み立てられていますから、そこは仕方ないともいえますね。国が変われば、展示のアプローチも変わるのは当然ですから。

映画好きな人は映画コーナーへどうぞ

私が最も興味深く見たのは、「映画」をテーマにしたコーナーです。そのときやっていた展示は、モノクロームの古いマレー映画を三つのスクリーンでそれぞれ上映するというものでした。一本の映画を、わずかずつ時間差をつけたり、登場人物からの視点にしたりして進んでいくのです。この展示には、映像の魅力や可能性がたっぷり感じられました。この他にも、食文化や写真、ファッションなど、展示品数が充実しているだけでなく洗練された見せ方にも感心するばかりでした。

常設展だけ見て帰るのはもったいない

ここは歴史的建築に似合わず(?)、さまざまな企画展やイベントが常に行われています。私が二度目に行ったときには、前衛的なアートが紹介されていたり、にぎやかなポップスとともにアイドルが出るイベントをやっていて、お祭りのように盛り上がっていました。日本の国立博物館などではちょっと想像しづらい敷居の低さが、とても新鮮でした。併設の「FLUTES」は、2013年7月にフォートカニングパークから館内に移転してきた美しいレストランです。予約をして、ある程度きちんとした服装で出かけましょう。もっとカジュアルに楽しみたいなら中庭のカフェもおすすめですよ!