「秘密結社」ってどんなイメージ?

「秘密結社」と聞くと、“陰謀で悪事を企むオカルト的団体”というイメージを抱くかもしれません。世界最古の秘密結社は、有名な「フリーメイソン」ですが、その活動内容はほとんど知られていません。日本人の間では、フリーメイソンのことをまさに上記のような団体だと考えている人が多いようです。しかし、現在のフリーメイソンはそのような密室性とはほぼ無縁で、地元にも開かれたロッジ(活動拠点)をめざしているようです。そんな拠点の一つがシンガポールにあるのです。

世界一有名な秘密結社? 「フリーメイソン」シンガポール支部へ行ってみました 世界一有名な秘密結社? 「フリーメイソン」シンガポール支部へ行ってみました

歴史的建築物に指定された美しいホール

MRTシティ・ホール駅から徒歩10分ほど、コールマン・ストリートに「フリーメイソン・ホール」が建っています。消防署とシンガポール切手博物館に挟まれているため、旅行者にもとてもわかりやすい場所にあります。このエリアには博物館やホテルが建ち並び、美しい建築物が多いのですが、このフリーメイソン・ホールも、それらに勝るとも劣らない瀟洒な建物で、2005年にシンガポールの国家遺産庁により歴史的建築物に指定されています。車寄せにはピカピカの高級車がずらりと並び、フリーメイソンが裕福な名士の集まりということもうなずけます。

会員専用スペースには入れませんでした…(当たり前)

私もどさくさ紛れに中に入ろうと試みたのですが、入り口で立派な体格のガードマンに呼び止められ、「ここから先は会員専用なんですよ」と、つまみ出されました……しかし、そこは開かれた団体へと方針を転換しているフリーメイソンのこと。本館の隣にガラス張りが美しいレストランが増築され、こちらは会員でなくても利用可能です。私が行ったときはちょうどランチとディナーの間の時間帯だったため、掃除中の様子をちょっとのぞいただけになってしまいました。残念!

おいしそうなメニューの併設レストランへ是非どうぞ

メニューを見ると、ランチセットは日本円で1000円ほどで、ずいぶん充実しています。スープとデザートつきで、ココナッツミルクのカレーやミーゴレンなどのエスニックメニューだけでなく、スパゲッティーなどの洋食も選べます。このレストランが展示ギャラリーも兼ねているらしく、コロニアルな内装の店内には会員証や会員の肖像画などが飾られています。ここへ来れば、「秘密結社」のイメージもずいぶん変わるはず。観光に便利な都心部にあるので、気軽に立ち寄ってみてください!