「フラワー・ドーム」の涼しさに驚きます

「フラワー・ドーム」は全面がガラス張りのドームです。中に一歩足を踏み入れて感じるのは、ガラス張りで採光は十分なことにも関わらず、「涼しい!」ということ。ここが蒸し暑いシンガポールとは信じられないくらい、乾燥していてさわやかな空気に満たされているのです。このドーム内には、地中海やカリフォルニアや南アフリカといった、涼しくて乾燥した地域の植物が集まっているんですよ。

シンガポール、マリーナ地区の集客をさらにアップしたガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(その2) シンガポール、マリーナ地区の集客をさらにアップしたガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(その2)

世界中の珍しい植物が集まっています!

植物に興味のない人は、快適な空気を楽しみながらサッサと歩を進めてしまいますが、植物好きな人にはここは文字通りの楽園。大小のサボテンや、巨大なバオバブの木、そしてめずらしい南米のボトル・ツリーなどの植物が、ぎっしりとドーム内を埋め尽くしているのですから。中央に位置する「フラワー・フィールド」に集められた色とりどりの花々は、まさに夢の世界。バラやツツジなど、日本人にとってはありふれた花が、シンガポーリアンにとっては人気があるそうです。

「クラウド・フォレスト」は高山を再現

もう一つのドームは「クラウド・フォレスト」。私は、その名前から蒸し蒸しした場所かと予想してしまいましたが、こちらもやっぱりとても涼しいのです。入ってすぐに目を惹くのが高さ35メートルの人工の山です。ここは、冷涼な高山をイメージして作られた世界なのです。私が入場したのは夜だったので、山のてっぺんから流れ落ちる人工の滝が紫色にライトアップされ、いったいどこへ迷い込んだのかときょろきょろしてしまいました。“植物園”というとどことなく地味なイメージがありますが、このガーデンズ・バイ・ザ・ベイには地味さは似合いません。このドームのどこを切り取っても絵になる圧倒的な派手さは、シンガポール政府の肝入りという気合いを感じさせます。

人工の山の中も、展示物の山!

山の中にはエレベーターがあって、内部には鍾乳石や紫水晶の展示、そして地球環境について学ぶコーナーなどがあります。パネル展示と映像で、二酸化炭素排出による地球温暖化の畏れをテーマに展示していました。「こんなに維持費のかかりそうな施設を建てまくっているシンガポールで、これを言うのか」と、ちょっと苦笑してしまいましたが、シンガポーリアンの子供たちはみんな熱心に見入っていました。(その3に続く)