頭髪を覆うことをお忘れなく!

シーク教の決まりのひとつとして、「頭髪を覆い隠す」ということがあります。男性のターバン姿は有名ですよね。女性もショールを頭にかけています。異教徒でも、参拝のときにはこれを守ることをお忘れなく! 入り口には受付の窓口があります。ここで娘に、髪を覆い隠す三角巾のような布を、1シンガポールドル(2016年現在、約80円)で買いました。黒や青などのポリエステル製で、この寺院の名前が、ヒンディー語と英語で書かれています。

献金をする娘 献金をする娘

旅の思い出にもなる、ターバン代わりの三角巾

このオリジナルロゴ入り三角巾を買うのは義務ではなく、頭を覆えるなら自前のバンダナなどでもいいんですよ。私は、以前にここで買い、世界の他のシーク教寺院に行ったときに持って行って、使うようにしています。娘にも「これを持って、世界を旅しなさいね」と渡しました。受付の男性たちに、「この子は私の娘なの。」とヒンディー語で言うと、皆さん「オオッ」と盛り上がって、歓迎してくれました。ほんの少しだけでも現地語を話すと、喜んでくれますよね。

油を絶やさず燃やし続けている場所もあります

参拝するためには、頭髪を覆うことの他に、靴と靴下を脱いで裸足になることも決まりです。そのときに、手足も洗います。屋外を歩くときも裸足のままです。晴れた日中は、屋外を歩くのはちょっと足の裏が熱いですよ。屋外にもお祈りをする場所があるので、漏れなくまわりましょう。ギー(インドの油)を絶やさず燃やし続けている祈りの塔のようなところへは、たまに火の番をする人がやってきて、火の様子をチェックしています。そのときにも、手を合わせて祈りを捧げてから、作業をしていました。ほんの小さなともしびですが、人の手がかかっているんですね。

礼拝に参加し、賛歌も聴きましょう

「キールタン」と呼ばれる神への賛歌は、楽器も歌もライブ演奏で、すばらしい音楽です。礼拝堂に座り込んでじっと聴き入っていると、時間がどれだけ過ぎたのかがわからなくなってくるような感覚になります。しかし、私たちがぼーっとしている間にも、ひっきりなしに参拝の人々が入ってきては祈りを捧げています。小さな子供たちも、大人のようにきちんと手順を守ってお祈りをし、献金箱にお金を入れていました。娘は、人形のように愛らしいインド系の子供たちを見て目を細めていたかと思うと、「私も献金する!」と言って、大きな献金箱に近づいて行きました。

献金で運営されている寺院なのです

娘は、皆さんのしているとおりのお祈りの仕方を見よう見まねで同じようにしてから、献金箱(箱といっても、立派な石造りの祭壇と一体化しているもの)の口へお金を入れていました。ぐるりと祭壇を取り囲んで座っているシーク教徒の皆さんは、その様子を見るとはなく見ています。シンガポールは外国人慣れしている国なので、こういうときも必要以上に関心を示されてしつこくされることもなく、旅行者としては楽に振る舞えますね。(その3に続く)