クイズは全問正解を逃したものの……

その1からの続きです。クイズのための部屋は、写真や実際にシンガポール陸軍が使用している迷彩服、その他さまざまなものが、詳細な解説とともに展示されています。クイズは展示をきちんと見れば簡単ですが、多少の英語力が必要です。私と娘の頼りない英語力では全問正解には至らず、1問まちがえてしまいました。それでも受付のにこやかなお兄さんは、正解を教えてくれた上、娘にお土産もくれました。ビニール製のロゴ入り水筒で、さほど実用性はなさそうですが、おまけしてくれた気持ちはうれしいものでした(外国から来た女の子にやさしかっただけかも?)。

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すばらしい環境の中の軍事施設

シンガポール陸軍が発足した経緯の解説や、当時の資料も豊富に展示してあります。4Dシアターでは、戦場を再現した映像を上映しています。建物の外には、各種の戦車や装甲輸送車などが、手入れの行き届いた庭にずらりと並んでいます。緑に囲まれたすばらしい環境ですから、小鳥の声がひっきりなしに聞こえ、リスがちょろちょろと出て来ます。そんなところに置かれている陸軍の車両は現実味がなく、まるで架空の国に来ているような感じがしました。

バスツアーにはぜひ参加してみて!

この博物館の目玉のひとつが、博物館の隣にある陸軍の施設を見学できる「SAFTI(陸海空軍士官訓練所)バスツアー」です。1時間に1回出発するバスに乗り、英語の解説を聞きながら(とても早口でした)、車上から軍の敷地内を回ります。私が乗ったバスは、シンガポールの高校生の団体が一緒でした。ツアー中は撮影禁止ですが、高校生たちはワイワイ言いながら、ついスマホ撮影。先生に厳しく止められていました……良い子は真似をしてはいけません!

徴兵されて暮らす若者はここで暮らします

陸軍の施設は、当たり前ですがシンガポールの街の暮らしとは隔離されています。「OFFICER CADET SCHOOL(幹部候補生学校)」と大書された立派なビルなどが建ち並んではいますが、おしゃれなカフェや地元のおいしいレストランもありません。すべてが整然としていて、ストイックです。リフレッシュといえば、整備されたテニスコートやプールで汗を流すことでしょうか。職業軍人としてここで働いている人はともかく、徴兵された18歳の若者はどんな毎日を送っているのかなあ、と、やはり18歳である娘を見ながら、感慨深くなりました。(その3に続く)