屋内も屋外もおもしろい展示がどっさり

その2からの続きです。この他、建物の中には昔のシンガポール軍が実際に使っていたタイプライターや、訓練用のゲーム(手先を鍛えるパズルなど)、暗号システムなどの展示もあり、これらも見応えたっぷりです。このような古めかしいものが、昔は実際に使われていたのだと思うと、胸に迫るものがあります。また、大きなタイヤやロープを使った、兵士の身体訓練用具などがありました。ちょっと挑戦してみましたが、やはり体が資本ですね! 子供や男性は、思わず真剣に取り組んでしまいそうです。屋外には、子供用のアスレチック広場「アドベンチャーパーク」もありますよ。

遊園地とは一味違う射撃体験 遊園地とは一味違う射撃体験

一番人気は「シューティングゲーム」

中でも人気のあるアトラクションは「シューティングゲーム」。スクリーンに敵の人間が映ると撃つ、レーザー銃のゲームです。新型と旧型、2種類のライフルがあり、好きな方を選べます。旧型のほうが、昔よく遊園地でやっていた射的の形に似ているため、私がそれを選ぶと、係のお兄さんは「新型のほうが命中率が高いよ!」とすすめてくれました。おすすめに従って新型にしてみると、たしかによく当たります!

本物とほぼ同じライフルを試すと……

模型ライフルは、大きさと重さは本物と同じだそうです。ただ、撃ったときの反動を、本物の半分にしてあるとのことです。それでも、撃つたびに「ズシンッ」と体に反動がこたえます。やっぱり遊園地のゲームよりずっと本物に近くて、興奮してきます。射的好きな私はキャーキャー喜んで撃ちまくっていましたが、そんなふうに遊びながらも、「これで人を撃つのか。人が人を撃たない世界を……!」と願う気持ちが、大きくなっていきました。

世界の逸品を見て、また感慨が新たに

その気持ちは、国際交流の成果を示す展示を見たときに、いっそう強くなりました。シンガポールは、今は立派な経済大国ですから、切迫した国防の危機にさらされているわけではありません。そのため現実的には、国際協力が軍隊の大事な役割といえます。世界各国と良好な関係を保っていることを示す、各国からの贈り物の展示がガラスケースに入ってずらりと並んでいました。時計、盾、彫刻、布、陶器……どれもお国柄がよく表れていて美しいのです。これだけの国の逸品を一度に見ると、「どの国も仲良く」という当たり前の願いが改めて湧き上がってくるのでした。

楽しみながら学べるチャンスです!

遊びながら学べる大充実の展示を誇る、シンガポール陸軍博物館。中心部でワイワイ遊ぶのに飽きたら、ちょっと郊外へ足を伸ばしてみませんか。中心部にいるだけでは見えない、シンガポールの別の一面を知ることができます。そして、軍隊、国防、国際平和といった、ふだんの生活ではあまり深く考える機会のないことがらについて、思いを馳せるチャンスになるかもしれませんよ。