まだまだ日本からの見学者はレア!

国内外からの来場者を呼び込むため、シンガポールには数多くの博物館があります。が、「シンガポール海軍博物館(Republic of Singapore Navy Museum)」を訪れたことのある人は、さほど多くないでしょう。ネット情報でも日本語の紹介ページは存在せず、ガイドブックにももちろん掲載されていません。そんな、日本での知名度がきわめて低い博物館へ行ってみました。辺鄙な場所ながら大充実の展示に感嘆しきり。しかも入場無料なんですよ!

屋外展示で撮影していいのはこの場所だけです 屋外展示で撮影していいのはこの場所だけです

都心からは想像もつかない、のんびりした風景の中にある博物館

この博物館があるのは、シンガポール本島の最東端。チャンギ空港よりさらに東の外れのタナ・メラ地区にあります。中心部からは遠いですが、チャンギ空港からなら15分ほどで着きます。もしもトランジットでシンガポールに半日滞在するということになったら、中心部へ出ずにここで過ごすのもいいかもしれませんよ。また、ビンタン島へ渡る「タナ・メラ・フェリーターミナル」も近くにあります。バスもありますが本数が少ないので、タクシー利用が便利です(私はウーバーで向かいました)。

私は女性なのでどうしても女子用の制服に注目してしまいます 私は女性なのでどうしても女子用の制服に注目してしまいます

屋外の撮影は、決められた場所以外では禁止です

博物館があるのは、なんと海軍の軍事施設の敷地内です。このため、ゲートで見学の申し込み手続きをして、パスポートを預けます。見学者証を渡されるのでこれを身につけます。ゲートが開くと係員に案内されて博物館へ。軍事施設といっても、施設内にいる人々はとても親切なので、緊張することはありませんよ。ただし屋外は撮影禁止。一見ふつうな建物に、機銃を置く銃座が見えたりして、少しドキドキしました。この博物館は、2012年に作られたので新しくてとてもきれいです。私は大体1時間くらいで見ましたが、じっくり見てまわると2時間くらいかかると思います。

この博物館を含む、海軍施設の模型 この博物館を含む、海軍施設の模型

丁寧な解説、カッコいい展示方法。イマドキな博物館です

シンガポール海軍の歴史はもちろん、海軍の制服の変遷を見たり、本物の銃器を持ち上げてみたり(重さにびっくり!)。映像コーナーも豊富です。映像や展示品の解説はすべて英語です。なんといっても特徴的なのは、シミュレーションゲームの充実ぶりでしょう。潜水艦に乗った気分で、レーダーを読んだり、潜望鏡をのぞいたり。また、展示品のほとんどはつくりものではなく、実物です。けれども展示の方向性としては、戦闘能力を誇示するよりも、海軍が人道的支援のために国際的に活躍していることをクローズアップしているように見えました。現代的な展示のあり方だと思います。

シミュレーションゲームを片っ端から試すと、どんどん時間がたちます シミュレーションゲームを片っ端から試すと、どんどん時間がたちます

軍隊の払い下げ品をお土産に、いかがです?

興味深いのは、お土産ショップ「Armada Gift Shop」です。ここでは、シンガポール海軍の放出品を販売しています。軍服はもちろん、カップやキーホルダー、ナップザックなどがありますよ。シンガポールというと経済ばかりが注目されがちですが、この国の国防について考えるきっかけになると思いますよ! 開館時間は9:00〜17:00(土曜は〜15:00)で、日曜祝日は休業です。

併設ショップへもぜひ立ち寄って! 併設ショップへもぜひ立ち寄って!