インパクトのある写真が旅の思い出を引き立てる

以前ある女優さんがテレビ番組のなかで、ご自分の海外旅行の写真を披露していました。その一枚に有名なシンガポールのマーライオンと自分を重ねて、あたかも自分の口からマーライオンの噴水が出ているように撮ったものがありました。写真を見ていた共演者は爆笑。写真のインパクトも申し分ありません。名所旧跡での記念写真もいいですが、ちょっとしたアイディアと工夫で、みんなの笑いを誘うような写真を撮って、旅の思い出をより鮮明なものにしたいものです。

目的は受け狙い!旅先で撮るオモシロ写真のアイディアとうまく撮る知識 目的は受け狙い!旅先で撮るオモシロ写真のアイディアとうまく撮る知識

ピースサインは封印、その場ごとにポーズと構図を考える

前述のマーライオンもそうですが、世界の名所旧跡の中には、その前に立って写真を撮っただけでは、記録写真にはなるけれど、記念写真にはあまりならないものが少なくありません。有名な銅像や彫刻と一緒に写真を撮るときは、(ピースサインではなく)必ずその像と同じポーズをとってみるとか、ピサの斜塔を支えるような構図で人物にポーズをとらせ、遠近法を利用して名所との一体感を演出してみるとか、工夫次第でおもしろい写真は簡単に撮ることができます。広大な自然をバックに写真を撮る場合でも、必ず大の字になって寝転んでみるとか、思いっきりジャンプしてみるとか、いろいろなことができるはずです。

おもしろ写真を撮るために覚えておいたほうが良いこと(絞り)

遠近感を利用して写真を撮る際、手前の人物と奥にある名所の両方にピントが合っている必要があります。マニュアルでカメラの設定ができるのであれば、絞り(F値)をできるだけ絞る(大きな数字にする)ほうがいい。こうすることでピントが合う範囲(これを被写界深度といいます)が広くなり手前も後ろもはっきりと写すことができます。シーンモードの設定があるカメラなら、「風景」にセットしましょう。絞りを絞るとシャッター速度が遅くなり、手ブレの可能性が高くなります。日中であればあまり問題ありませんが、朝夕、あるいは室内で撮影する場合は、できれば三脚を使って手ブレを防いだほうがよいでしょう。

おもしろ写真を撮るために覚えておいたほうが良いこと(シャッター速度)

ジャンプした瞬間、空中で止まっているように見える写真を撮るなら、速いシャッタースピードで撮る必要があります。シャッター速度が遅いと、被写体がブレてしまい鮮明な写真を撮ることができません。目安は500分の1秒より短い時間が理想。マニュアル設定ができるカメラなら、なるべく速いシャッター速度で。シーンモードのあるカメラの場合、「スポーツ」にセットすると、速いシャッター速度になります。コンパクトカメラの場合、シャッターボタンを押すタイミングとシャッターが切れる時に時差があります。何度か練習して、ジャンプとシャッターを押すタイミングに慣れておきましょう。