台湾原住民のひとつ「ルカイ族」の村に、とうとう行けました!

台湾に古くから暮らしてきた「台湾原住民」。2018年現在、16の原住民が政府に公認されています。そのひとつである「ルカイ族」の住む村、南部の「霧台(むだい/ウータイ)」へ行ってみました。私が長らく憧れていた彼の地へ、子供たちが次々と先を越して行ってきて、母親としては頼もしいやら悔しいやら。そんな経緯があって、ついに私も現地・霧台の停留所に到着しました。到着するまでは、詳しくは「アクセス編」をお読みください。

バスの終点で降りると、この辺りに着きます バスの終点で降りると、この辺りに着きます

とても小さい村なので、歩いてまわってみましょう

霧台は大きくふたつの地区に分かれています。屏東からのバスの終点は「芸術村地区」で、もうひとつの「神山地区」までは徒歩20分ほどです。バスは神山地区を通り過ぎて終点の芸術村地区まで登り坂を登ってくるので、神山地区まで歩くには、長い下り坂を下りていくことになります。村は観光地化が進み、短時間しか滞在しない旅行者にも歩きやすくなっていますよ。漢字・英語併記の看板や地図があちこちにあるので、それを読みながら行けば道に迷うこともなく、理解も深まるでしょう。

このような解説の看板があちこちにあります このような解説の看板があちこちにあります

子供たちから聞かされていた「ひなびた村」のイメージが吹っ飛ぶ

霧台に暮らす人の大半はルカイ族です。霧台のルカイ族は3000人ほど。子供たちから聞いていたこの村の様子は、「ひとけがほとんどなくて、ひっそりしている。この先、彼らの人口はだんだん減少するだろうから、行くなら早く」というものでした。それを聞いて、私は「部外者の勝手なセンチメンタリズムに過ぎないとはいえ、さびしいことだな」と感慨にふけっていました。ところが! 実際に訪れてみた霧台は、ちょうど日曜日ということもあり、朝っぱらから目を見張るほどの観光客の山だったのです!

公衆トイレは新しくてきれい。男女別の看板もわかりやすくて芸術的! 公衆トイレは新しくてきれい。男女別の看板もわかりやすくて芸術的!

台湾国内旅行の人々が訪れる観光地でした

ルカイ族の伝統的な装束を身につけ、頭に花の飾りをつけたガイドが、旗を振りながらハンドマイクでツアー客を案内しています。おそらく台湾人の団体旅行でしょう。屋台の食べ物をあれこれ試したり、売り子のルカイ族の人々とおしゃべりしています。まさか、霧台がこんなににぎやかな様子だとは想像もしていませんでした。きっとこれは休日の朝だけのにぎやかさだろうとは思います。それでも、ルカイ族のことをまるで絶滅寸前であるかのように思い込んでいた自分の無知を恥じ、観光業が立派に成り立っているのを見て、ほっとしました。(その2に続く)

のどかな山の上は、こんなにどっさりと観光客が! のどかな山の上は、こんなにどっさりと観光客が!