台湾中部の誰もが知るスイーツは?

台湾中部の台中(たいちゅう)は、北部の台北、南部の高雄に次ぐ、台湾第3の大都市です。観光スポットが広く点在している台湾中部ですが、その玄関口となるのが、この台中なのです。台北からは、通称、台湾新幹線とよばれる台湾高鉄で約1時間とアクセスも大変便利です。台湾新幹線の台中駅からシャトルバスに乗り約30分、市街地に入ると次第に目に入ってくるのが「太陽餅」と書かれた看板の数々。この太陽餅こそ、地元の人が台中の名産品として真っ先に名前をあげる名物の焼き菓子なのです。

台湾中部、台中の名産品はコレがおすすめ! 台湾中部、台中の名産品はコレがおすすめ!

人々に愛される「太陽餅」

この「太陽餅」は、日本のお煎餅をちょっと大きめにして、ぽってりとした厚みを持たせた大きさです。サクサクとした薄いパイ生地に包まれ、中には麦芽糖を使用した餡が入っています。かつては白湯や杏仁茶などに浸して食べたことから「泡餅」(泡:液体に浸すの意味)とも呼ばれていた、やさしい乳白色をした太陽餅。サクサク、ホロホロとした口どけのよいパイ生地の食感とほのかな甘みで、烏龍茶などの台湾茶はもちろん、珈琲、紅茶によく合うスイーツとして、自宅用にはもちろん贈答用として買い求める地元の人々も多く見られます。

「紫のバラ」とも呼ばれる名産品

また、太陽餅と並ぶ台中の名産品として名高いのが「芋頭酥」です。芋頭酥はタロイモの餡を薄く、しっとりとした生地で包んだ球状のお饅頭で、台中の北西にありタロイモの産地として知られる大甲の名産品です。うす紫のタロイモの餡と、生地を何層にも重ねた外皮が花を思わせるところから、別名、「紫のバラ」とも呼ばれています。

媽祖参拝とともに楽しむ

大甲は、航海の神として広く信仰を集める「媽祖」を祀る鎮瀾宮(別名:媽祖廟)があることでも有名です。毎年、媽祖が誕生した旧暦3月には鎮瀾宮を起点に、媽祖巡礼が行なわれます。御神体を乗せた神輿が南下して、嘉義県の新港・奉天宮まで巡行し、往復8泊9日をかけて再び鎮瀾宮に戻る巡礼行事には、台湾全土から多くの人々が集まります。鎮瀾宮の門前にはお土産店も多いので、参拝に訪れた際には本場の芋頭酥の味わいを試してみるのもよいでしょう。