台湾の南北を縦断する台湾新幹線

日本の九州とほぼ同じ大きさといわれる台湾に、台湾高速鉄道(高鉄)が開通したのは2007年のことでした。通称、台湾新幹線は、日本の新幹線700系を改良した車輛で、明るいオレンジ色のラインを配したさわやかな車体が印象的です。最高速度は300km/hで、それまで特急でも約4時間かかった台北から高雄までの移動時間を、わずか90分ほどに短縮しました。

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お土産品が充実した台北駅

そんな台湾新幹線の北部の始発駅は、台北駅。在来線や地下鉄も乗り入れるこの駅は、飲食店など、併設する商業施設も整っています。ここで注目したいのは、新幹線の改札近くにある台湾の名産品売り場です。台北駅は新幹線や在来線を利用して故郷へ帰省する人も多いため、地元の人々も買い求める、選りすぐりの“おいしい”名産品が勢揃いしています。故郷へのお土産として、また旅のお供に車中で楽しむため、購入する人が後を断ちません。台北駅を利用する際にはぜひチェックしたい、隠れた穴場ともいえるでしょう。

地方へのアクセスが飛躍的に便利に

台湾新幹線は旅行者の交通手段としても大変便利。日本から台湾の空港に降り立ったその日に、地方の観光地までスムーズに足を延ばすことも可能です。台湾北部に位置する国際空港のひとつ桃園国際空港から、空港にほど近い「桃園駅」間はシャトルバスが運行しているので、大きな荷物を抱えての移動も便利。日月潭など中部の観光スポットへの玄関口の台中や、歴史ある建築物の多い台南などにも停車します。限られた日数の中で、各地の見どころを効率的に周りたい旅行者にとって、早くて快適な新幹線は最適な移動手段です。

乗り放題のレールパスもある

このほかにも、台湾のシリコンバレーとして有名な新竹、台湾一のパイナップルの生産量を誇る嘉義などへのアクセスも便利。各駅から市街地までは、シャトルバスが運行されています。外国人旅行者向けの乗り放題のレールパスも発売されているので、それを有効活用し、各地を巡ってみるのもよいでしょう。