- 姿ゆうこ
- 台湾在住。東京での長ーいOL生活を経て台湾・台北へ。中国語の習得に四苦八苦しながら、台湾のおいしいものを探して食べ歩きの毎日。時々グルメライターにも変身して活躍している。
出発エリアをに変更しました。
夜市の入り口。お祭り気分が伝わってきます!
台湾の最も台湾らしい場所、それは「夜市」。夜市とは、日本でいうお祭りの縁日のようなもので、細い路地などにたくさんの屋台や小さな店が軒を連ねているナイトマーケットのこと。日本の縁日と違うのは、それがお祭りの時だけ出なく、なんと1年365日、夕方から夜中の1時ごろまで毎晩開かれているということです。
台湾人はこの夜市で「吃飯=ご飯を食べたり」、「買東西=買い物をしたり」、「街=ぶらぶらしたり」して夜を過ごします。まるで毎日がお祭りのようですが、これが日常。台湾人にとって夜市はあって当たり前、なくてはならない存在なのです。逆に聞かれてしまいました。「夜市がなくて、日本人はどうやって夜を過ごすの?」と。
のんびり歩きながら、何を買うか食べるか物色。あれもこれも気になる〜!
そんな台湾人にとってかかせない夜市は、台湾中、大小さまざま数え切れないほどにありますが、今日は台北市の東南、住宅街の中にある「臨江街観光夜市(通化街夜市)」を紹介いたします。
「臨江街観光夜市」は、臨江街と通化街の交差点付近に広がる夜市。なぜ名前が2つあるかと言うと、かつては「通化街夜市」と呼ばれていたのが、10年ほど前にリニューアルした際に「臨江街観光夜市」と改名したから。夜市の入り口にある看板には大きく「臨江街観光夜市」と書かれていますが、台湾人の間では今でも「通化街夜市」の名で呼ばれることが多いため、タクシーで行き先を伝える場合、道を尋ねる場合などには「通化街夜市」と言った方が伝わりやすいようです。
胡椒、ニンニク、チーズなど味付けは10種類以上。ご主人のいい手付きにほれぼれ。
さて、「臨江街観光夜市」をそぞろ歩いてみますと…。たくさんのお店が通り沿いにずらーっと並んでいます。通りの両端だけにではなく、中央にも小さな屋台。店の多さ、人の多さ、そしてその熱気になんだか圧倒されそう。
目に入る、おいしそうな食べ物屋さん。いい香りを漂わせて誘惑してきます。思わず「おじさん、1本ちょうだい!」と予定外の買い食いを。こんな風に、思いつくまま食べ歩くのが夜市の楽しみ。焼きたての香腸(中華風ソーセージ)にかぶりつきました。
お店によっては食べ歩かずに、細い路地やお店の軒下に作られた簡易レストランで食べることも出来ます。夜市が終わればキレイに片付けられてしまうものですが、狭い場所を有効に利用し、扇風機も置かれていてけっこう快適。腰をおろし、街を歩くひとたちを眺めながら、麺や米粉をすするのもまたおつなもの。「今台湾にいるんだなぁ」としみじみ感じること間違いなしです。
流行りのアクセサリーや髪留めなど。男性の姿もちらほら?
お腹が満たされたら、何かおもしろい物がないかぶらぶら歩きます。
夜市は流行の発信基地。はやりのキャラクターグッズや洋服、かわいいアクセサリーなどもたくさん売っています。しかしながら、お値段は安いですが、その分、品質がイマイチの場合も…。値段に納得した買い物をオススメします。たくさん買えばオマケしてくれることもあるので、交渉してみてください。
台湾には、各地さまざまな夜市があります。それぞれ特徴も雰囲気も違います。お気に入りの夜市、お気に入りの屋台をぜひ見つけてくださいね!
こんな簡易レストランで食べてこそ台湾らしさが味わえます!
MRT木柵線 六張犁駅から徒歩10分ほど。
出口を出て、基隆路を北上し7〜8分歩くと歩道橋がみえます。
歩道橋のふもとに夜市の入り口があります。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/07/31)
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