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土地公信仰


掲載日:2018/07/15 テーマ:歴史 行き先: 台湾 / 台北

タグ: 一度は見たい 寺院 歴史


初ニ・初十六、商売している人は必ずお詣りに

木にも石にも、神が宿ると信仰されていた 木にも石にも、神が宿ると信仰されていた

台湾の暦は農暦つまり旧暦をつかいます。キリストが生まれてから何年という数え方の西暦は、一般的にキリスト信仰が少ない台湾では元々根付いておらず、いまでも台湾の三大お祭り事も全て旧暦が基準になっています。土地公は日本で言うところの氏神さま。その土地その土地をお守りする神様です。まだお社を建てる技術がない頃から木や石を神として祀るようになったそうです。
この信仰が、建設技術の発達によって、社が建てられ、また、木や石だった神とされるものが、柔和なお顔されたお爺さんの像となり、さらにいろとりどりの服をまとったお爺さんのお姿をされた土地公として祀られるようになったそうです。
土地公の信仰は商売をしているひとには、特に重要な意味をもちます。商売人は、頼るものが無い不安定感が常に付きまとうので、神への信仰が厚い人が多く、毎月旧暦2日(初ニ)、16日(初十六)には、その土地の土地公へお詣りに行き、今月の商売繁盛をお願いしています。

土地公への信仰とは

甘いものが好きな土地公 フルーツやお菓子をお供えします 甘いものが好きな土地公 フルーツやお菓子をお供えします

台湾滞在が、ちょうど初ニ・初十六に当たる場合は、台湾の街角のいたるところで、店の軒先に小さなテーブルを出してお供えしている光景が見られます。また、その土地の土地公へお詣りに行くと、たくさんの人で溢れかえっています。土地公はとにかく甘いものがお好きとのことで、たくさんのお菓子や、果物などをお供えしています。
土地公の信仰は道教思想からきています。山間や、公園などにある小さな祠を見ると、日本で見かける街角のお地蔵さんをみるような
そんな存在のようにも感じます。いずれにしても、街の人を守る存在としパワースポットのような存在価値といっても過言ではありません。

台湾はどうして信仰の厚い人が多いのでしょうか?小さなお店の多い台湾では、商売繁盛を心から願う人が大変多く、財運の神様に心の拠り所を求める人が多いのが多いように見受けられます。土地公信仰は道教で有り仏教ではありません。しかしながらお葬式は仏教のお坊さんがあげるのがほぼ一般的であり、どこかの国のように、クリスマスを祝い、神社で初詣といったおおらかさがあるのかもしれません。

土地公の持ち物

どの土地公も柔和な表情優しいお顔をされています どの土地公も柔和な表情優しいお顔をされています

本来 自然のものを崇めていたとされる土地公ですが、今は柔和なお顔をされたお爺さんのお姿に象徴されています。お婆さんのお姿の土地婆という神様もおられるようですが、ここでは土地公の持ち物だけに限定させていただきます。

土地公は何と言っても財運の神様なので、その手には昔のお金の形をした金塊。そしてなんでも願いを叶えてくれるという如意棒と呼ばれる杖を持っています。 如意棒といえば孫悟空が持っていましたね。そして綺麗な色の(大抵は黄色)の服を纏い靴を履いています。
「土地公」福徳正神と言います。庶民の信仰の熱い場所では、土地公の杖にみたてものを豊作が迎えられるように田に突き刺さしておく地域もあると言います。甘いものがお好きな土地公のために収穫された果物や中秋節には月餅などがお供えされます。

神さまもランク付け?

台湾各地にある廟は、信仰の厚い台湾人でいっぱいです 台湾各地にある廟は、信仰の厚い台湾人でいっぱいです

道教の神々の社会も階級制度があるそうです。国政と都政 区政のように地域を守る区分が分かれているとか。まずその場所の最もくらいの高い神は城隍神と呼ばれています。節目節目の祭り事では、爆音とともに御神体がその区域を練り歩きます。
そう考えると、日本のお神輿と同じ役割のようです。
小さい区域の管轄土地公になると土地爺と呼ばれます。
独身女子の日本人観光客の間や地元の独身男女の間で有名な縁結びの神様月下老人が祀られていることで大変有名な、霞海城隍廟は、台北をお守りする 台北一古い城隍神となっています。
このあたりは、昔、 船着場があり、そこからたくさんの物資が運ばれて多くの非常に裕福な商人がたくさんいたことから、商売繁昌の神様が祀られることになったのは、納得です。ここは今でも、毎日たくさんの人でごった返しています。

台湾商人に愛されている土地公

毎月金紙(お金を意味するもの)を燃やして商売繁昌を願う 毎月金紙(お金を意味するもの)を燃やして商売繁昌を願う

今でも、「商売のことで困ったら土地公へ行きなさい。」「お金のことで困ったら土地公へ行きなさい。」と広く信じられています。
実際に、御利益があるそうで、参拝される人が後をたちません。
お寺にお参りする際には、お供え物を持って行きますが、神にお供えしたのち、それらは持って帰ります。
拝拝(パイパイ)したものは、つまりお供えしたものは、大事にふるまわれたりします。ほっこりする生活に根付いた信仰です。
道教は、中国大陸伝来の信仰であったため、中国大陸にもたくさんのお寺が存在しましたが、中国大陸では文化革命以降、共産党の独裁により、全ての信仰が弾圧されてしまいました。

人々が信仰してやまない土地公。1600年代以降台湾で深く広く生活に馴染んで来ました。台湾という土地がある限り、土地公信仰は続いていくのでしょう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/07/15)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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