“ゲテモノ”と呼ばれる食材。どれを食べたい?

海外旅行に行って、珍しい食べ物を見たとき、「食べてみたい!」と思う範囲は人によってさまざまです。香港や台湾などの中華圏には、乾物屋が軒を並べている通りがあります。「どんなものがあるのかな」と、ついついのぞいてみたくなりますよね。アワビやホタテなどの一般的なものの他、目を見張るような食材に出くわすことがあります。ヘビの皮、ヒトデ、トッケイヤモリ(「ゲッコー」とも呼ばれます)、そしてタツノオトシゴ……。

食文化は各国でいろいろあるものです 食文化は各国でいろいろあるものです

トッケイヤモリの干物はもう持ち込み不可です

いわゆる“ゲテモノ”をおもしろがる娘へのお土産にしようと、香港でトッケイヤモリを買ってみたことがあります。調理する気はなくて飾りとして買ったのですが、一応、「これはどうやって食べるんですか」と尋ねてみました。「スープにする。2時間くらい煮込む」という答えは予想した通り。ヒトデなどの他の乾物も、身を食べるというよりはスープのだしにして漢方的な効能を期待するようです。その後、トッケイヤモリはワシントン条約のリストに入り、日本に持ち込むことはできなくなりました。

効能たっぷりなタツノオトシゴも実は……

娘を連れて台湾に行ったとき、台北の乾物屋通りでタツノオトシゴの乾物を見つけ、娘は「かわいい!」と興奮して、やはり飾り物のお土産としてそれを買っていました。タツノオトシゴは強精強壮効果があるとのことで、東南アジアで獲ったものを中国、台湾、香港などで売っているそうです。ところが帰りに台北松山空港に着いて、なんとタツノオトシゴもワシントン条約入りしている「禁制品」だったことを知りました。いくら面白くてかわいくても、持ち帰ってはいけません!

食べ方いろいろ、でも抵抗ある?

タツノオトシゴは、干物だとやはりスープにします。じっくり煮込んでしまうので、身はやわらかく崩れ、身にはたいして味が残っていないそうです。生の場合は(海鮮料理店ではたまにあるらしいです)、カリカリになるまで揚げて食べるそうです。薬膳としての効果は干物のスープの方が高いのでしょうが、おいしく食べるのなら揚げ物の方が抵抗なくいけそうですね。しかし絶滅の危機にある生き物を食べることには、むしろ心理的な抵抗感があります。揚げ物なら食べてみたい好奇心はありますが、悩むところです。ともあれ娘には、好奇心だけでなんでも持ち帰ろうとする癖を改めるように言いました。あなたも気をつけてくださいね!