台湾の牛肉麺を食べてみました!

でっかい牛肉の塊がゴロゴロ! そして黒いと言ってもいいぐらい濃いお醤油味のスープ。同じ名前の麺でも、見た目がここまで違ってくると、もう同じとは言えません。私が比較しているのは、台湾の牛肉麺と中国の牛肉麺です。でっかい牛肉の塊がゴロゴロ、もしくは肉の塊は大きくなくても、たっぷり入っているのが台湾の牛肉麺です。そりゃ、これだけたっぷり牛肉が入っていたら、値段も台湾の麺にしてはお安くありません。だいたいどこも150元(約553円)ぐらいします。台湾名物の担仔麺や麺線などは、この半額から3分の1以下です。

台湾版牛肉麺は、スープの色が濃い! 甘粛省の中国人には、この色は受け入れられない 台湾版牛肉麺は、スープの色が濃い! 甘粛省の中国人には、この色は受け入れられない

中国の牛肉麺が元祖、牛肉麺!

台湾の牛肉麺は、戦後、中国大陸での内戦にやぶれた国民党と一緒にやってきた大陸の中国人が持ちこんだ食です。この人たちを外省人、もともと住んでいた台湾人を内省人と言います。外省人が伝えた牛肉麺の本家は、大陸です。大陸の牛肉麺と言えば、中国でも西にある甘粛省の蘭州の名物です。そのため蘭州拉麺とも呼ばれています。イスラム教徒の回族が作る牛肉麺は、すっきり透明の牛骨スープとコシのある手打ち麺が特徴です。麺は極細から超極太まで5、6種類あり、好みの太さを選べます。入っている牛肉はほんの少し、だから牛肉麺は簡単で安い麺という認識です。

中国と台湾の牛肉麺の決定的な違いとは?

牛肉たっぷり、黒と言ってもいいような濃いスープの台湾の牛肉麺は、本家の牛肉麺とは似ても似つかない。台湾にやってきてから、人口の多くを占める内省人好みの味に変わっていったものです。大陸の牛肉麺と違い、台湾の牛肉麺は、スープを選べます。濃いおしょうゆ味のスープは「紅焼(ホンシャオ)」、すっきり透明のスープは「清燉(チントゥン)」です。清燉を選ぶ人もいますが、どちらかと言えば、台湾の牛肉麺=紅焼です。

台北で牛肉麺を食べるならここ!

さて、台北には牛肉麺ストリートと呼ばれる牛肉麺屋さんが集まる通りがあります。もともとはMRT台北車站の西にある鄭州路がそうでしたが、道路整備工事のため無くなってしまいました。現在は、MRT西門駅の東側にあたる桃源街が牛肉麺ストリートになっています。台北車站から西門駅周辺は、老舗も多く、台北の美食集まっているエリアでもあります。ここでは、まずいお店は生き残れません。台北に行ったら、桃源街で、大陸生まれ台湾育ちの牛肉麺を食べてみて下さいね!