いい匂いじゃないのに、お客が集まっている屋台

ぷ〜んと漢方薬のにおいが漂ってきます。決して、美味しい匂いじゃないんですけど、この匂いの元に、吸い寄せられるようにお客が集まっています。私も今、そこに行こうとしているんですけど。匂いの元は「薬燉排骨(ヤオトゥンパイグー)」です。料理の名前からして漢方薬っぽいです。薬燉排骨は、漢方薬入りのスープで煮込んだ、豚のスペアリブのことです。薬膳スープと言おうか、とにかく体や美容にいい料理であることは確かです。

豚のスペアリブとは思えないほど、あっさり。たっぷり感に魅かれる 豚のスペアリブとは思えないほど、あっさり。たっぷり感に魅かれる

薬燉排骨は台北夜市のスター!

台湾の夜市で、薬燉排骨があるところと言えば、士林夜市と饒河街夜市です。士林夜市は、台北の地下鉄とも地上を走っている部分があるのでモノレールとも言えるMRTに乗って、士林で降りると、すぐ到着です。士林夜市の「十全薬燉排骨」と言えば、35年以上の歴史がある老舗です。お店の前に10数種類の漢方薬を煮込んでいる大きな土鍋が並んでいるので、すぐ、わかりますよ。饒河街夜市は、台北の西部にある松山空港に近い大きな夜市です。こちらには「陳董薬燉排骨」があります。どちらのお店も夜市の中の超人気店です。

薬燉排骨って、実際にはどんな料理?

匂いはいまいちでも、人気の理由は、大きなスペアリブがゴロゴロ入っているところです。1人前の薬膳スープにスベアリブが5〜6本、小さめなら7〜8本入っています。使い捨ての容器から大きくはみ出した肉がなんとも美味しそうです。なつめやクコの実が入った薬膳スープは、あっさりしていますが、やや甘目。このスープで2時間以上煮込んだスペアリブの肉は、おはしで骨からぽろっと外れるぐらい軟らかいです。肉には、ほとんど味がついていないので、特製のタレにつけて食べます。

薬燉排骨と食べたい台湾の名物ごはん

豆板醤が入ったみそダレにつけて食べると、ピリッとおいしい〜。私は豚のスペアリブが好きですが、羊のスペアリブも人気です。スープは、あくまで薬膳スープなので、おいしいというより、体にいいんだろうなと思って飲みます。肉は骨の部分がかなり大きいので、これだけでは物足りません。台湾名物の肉そぼろごはんの魯肉飯を注文すると、ちょうどいい感じです。魯肉飯と薬燉排骨って、あいますよ。台北の夜市で、アジアでも珍しい薬膳スープで煮込んだスペアリブを食べてみませんか!