永康街は日本人に大人気!

台湾の台北市内、MRT「東門」駅から南に広がるあたりは、永康街と呼ばれています。おしゃれなレストランやカフェ、洋品店、雑貨屋や本屋、台湾名物超大盛りマンゴーかき氷店、麺屋や食堂などが軒を連ね、多くの日本人旅行者が集まっています。それもそのはず、少し南に進むと青田街となり、かつて日本人が暮らしていた日本家屋が固まって残っているのです。周囲に立派な高級マンションが建っていますので、何軒か肩を寄せ合うような木造家屋は、今では少々侘しく見えてします。しかし中にはリノベーションして、カフェ&レストランとして生まれ変わったものもあります。それが「青田七六」。住所が青田街七巷六号だからこう命名されたとか。中はおしゃれな空間が提供されており、戦時中に暮らした日本人の姿がしのばれます。ここには、当時足立仁教授がお住まいになられていたとか。戦後は台湾大学の馬廷英教授のご自宅でした。

MRT東門駅入口 MRT東門駅入口

歴史からマンゴーへ

この青田街からさらに南に行くと国立台湾師範大学があります。旧制の台湾高等学校です。建物は、今でも昔の面影を残しています。日本の修学旅行生たちが、ガイドさんに率いられ、見学している姿を見ると、確かに台湾を修学旅行で訪れるのも意味があるなと思わせられます。戦前までは日本だったところなのです。そして遺物が多く残されている。日本以上に戦前戦中の歴史が、ダイレクトに伝わってくるのです。僕がもし、高校生の頃台湾を訪れていたら、どう感じたのしょうか。いや、感じるよりも、マンゴーかき氷に夢中になったという気がしてなりません。このマンゴーかき氷、本来のシーズンは4月〜10月です。それ以外の季節は、他国産のマンゴーを使用しているはずです。それでもおいしいですけれど。台湾マンゴーの代表は愛文(アーウィン)種で、これは5〜7月です。別名「アップルマンゴー」と呼ばれ高級品です。

マンゴーかき氷屋さんに集まる日本人の修学旅行生たち マンゴーかき氷屋さんに集まる日本人の修学旅行生たち

永康街の名店でいただく麺料理とは?

永康街には食事ができるお店もそろっています。中でも名店で名高いのは『度小月担仔麺』です。台湾南部の台南の名物「台南担仔麺」が食べられるのです。汁は少なめ、ミンチの上にエビが1尾のっています。麺は普通のラーメンもあれば、ビーフン麺もあります。100元は使ってくださいとお願いされます。ラーメンは1杯50元。小椀ですので、2杯は軽く食べられるでしょう。他にも煮物や炒め物などのメニューもあります。コクのある深い味わいですが、あっさりしています。スープは日本のラーメンほどに塩辛くないので、女性でもスープまで飲み干します。スープまで飲むのが台湾流なので、日本のラーメン屋さんでも、台湾ではスープを薄めに出すのだとか。ビーフン麺がうまかったですねえ。さすがビーフンの本場です。極細の日本では見かけないタイプを使っていました。歴史と麺とかき氷、永康街が人気のわけです。

『度小月担仔麺』の台南担仔麺 『度小月担仔麺』の台南担仔麺