映画でする旅の予習

台湾への旅行が決まったら、まず準備するものとして、多くの人がガイドブックを挙げるのではないでしょうか。美食や占い、エステに、ショッピング……。今どこが一番熱いスポットなのか等等……。ガイドブックからは多くの情報を得ることができますが、その他にも、台湾文化に気軽に触れられるツールとして活用してみたいのが台湾映画です。旅の前の予習としてぜひ見ておきたい台北を舞台にした映画をご紹介します。

旅の前にチェックしたい台湾が舞台の映画作品(台北編) 旅の前にチェックしたい台湾が舞台の映画作品(台北編)

必ず見つかる好みのカフェ

台湾でぜひ楽しんでみてほしいのが、カフェ文化です。空間をゆったり取った設えや個性を持った台湾のカフェは、街のあちこちに点在し、カフェ巡りを旅のテーマにできるほど。そこで寛ぐ人々の日常を垣間みる楽しさもあります。『台北カフェ・ストーリー』(2010年作品)は、美人姉妹が経営するカフェを舞台に、あなたにとって一番大切なものは? という価値観を問いかけてくる作品。気持ちのいい空間や、登場人物たちのとりとめのない会話に、台北に実在しそうなカフェの様子が楽しめます。

歴史ある街並が舞台

一方、『モンガに散る』(2010年作品)はちょっとハードな黒(裏)社会がテーマの作品。台北でもっとも古い地域といわれる萬華地区が舞台となっています。映画の中では黒社会で生きる若者たちの友情を中心に、80年代の台北の繁華街の様子が台湾色濃厚に描かれています。台北でもっとも有名な古跡の龍山寺や、台湾の原宿ともいわれる西門町があるのもこの萬華地区です。現在とひと昔前の街の様相を対比してみるのもおすすめです。

料理映画の名作

台湾の美食を楽しむなら、何といっても『恋人たちの食卓』(1994作品)の右に出るものはないでしょう。現在ではハリウッドのヒットメーカーの常連となった、台南県出身のアン・リー監督の作品です。台北の一流ホテルの料理長を退いた、3人の娘を持つ初老の父親。毎週末、家族が囲む食卓にぎっしりと並べられた豪華な中華料理や、それを調理する見事な手さばき。映画を見終わる頃には、今すぐにでも台湾へ旅立って、本格中華料理を食べたくなること必至の映画といえるでしょう。