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台湾で起きた228事件とは? 台湾人の苛酷な歴史に迫る(前編)


掲載日:2017/03/13 テーマ:歴史 行き先: 台湾 / 台北

タグ: ためになる 一度は行きたい 映画 公園 博物館 歴史


台湾と日本の関係は…

総統府(元台湾総督府) 総統府(元台湾総督府)

台北市内観光の歴史的見所は、台北駅にほど近い総統府から中正紀念堂までの間に集中しています。日本統治時代に、この台湾総督府の建物が建てられたのは1919年のことです。現在では、台湾のリーダーである台湾総統が執務しています。日本で言えば、首相官邸。平日の午前中には一般公開され、美しい日本語を話す日本語通訳の方もいらっしゃいます。ネットで予約が必要です。周辺には、日本統治時代の建物が多く残され、散歩するだけでもなかなか興味深いものです。日本による台湾統治は、1895年〜1945年まで50年間も続きました。かなりの長さです。そして台湾には、「時間厳守」、「法順守」、「衛生」、「国語」の四つの観念が徹底されたと言います。

二二八和平公園に行ってみよう!

二二八和平公園の健康歩道 二二八和平公園の健康歩道

総統府から歩いてすぐのところにあるのが二二八公園です。園内にある立派な建物が1915年に建てられた旧台湾総督府博物館で、現在は国立台湾博物館として使用されています。日本庭園や池もあり、石が突き出した健康歩道は、歩くだけで足つぼマッサージができる優れものです。その目の前に「二二八記念館」があります。戦前はここにNHK台北支局が置かれ、戦後は中国広播公司放送局が置かれていました。この場所が、二二八事件勃発の場所になったのです。第二次世界大戦で日本が敗戦すると、台湾は中国領土となりました。日本本土から移住していた50万人は、本土への帰還を余儀なくされ、残る600万人の人々が中国台湾省に帰属することになったのです。この時、蒋介石は中国本土から台湾に官吏を派遣、これらの人々が外省人と呼ばれ、台湾に住んでいた本省人に対して、差別する、汚職を繰り返すなど、両者の対立が深まっていくのです。

事件の起こりはたばこの専売だった!

そして中国本土では、蒋介石率いる国民党軍と、毛沢東率いる共産党軍が全面戦争に入ります。台湾を統治する政府は国民党の中華民国でしたが、どうなるか予断を許さない情勢です。中国本土はもとより、台湾にも動揺が広がります。そんな中、たばこ販売は政府の専売となり、一般での販売が禁止されていました。日本統治時代からの制度です。中国本土では自由販売でしたので、同じ中国なのに、どうして台湾だけ専売なのかという不満が市民の間でくすぶっていきます。そして1947年2月28日、闇でたばこを販売していた女性が官憲に暴力を受け、市民が激しく抗議、官憲が発砲、女性が1人殺されたのです。内省人の反外省人感情に火が付きました。君が代が歌える内省人は歌えない外省人を排除しつつ行進し、ここにあったラジオ局を占拠、軍艦マーチを流し、「台湾人よ立ち上がれ」とシュプレヒコールを上げたのでした。(後編へ続く)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/03/13)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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