台北の“オタクビル”に行ってみよう!

「台北に日本好きのオタクが集結する商業ビルがある」と聞き、行ってみました。場所は若者の街といわれる西門町。ここはちょっと原宿のような雰囲気の街です。MRT西門駅6番出口から徒歩5分ほどの昆明街交差点に、その“オタクビル”が見えてきました。ここが「万年商業大樓(ワンニェン・シャンイエ・ダーロー)」またの名を「万年百貨(ワンニェン・バイフオ)」です。外観はあか抜けなくて少し古くさいですが……入ってみると、中もやっぱり、微妙にレトロなのでした。

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大きなビル全部が「日本」というわけでもない

私は「台湾と日本とのつながりを感じられるスポット」を探していたので、ここもビル全部がまるごと日本の秋葉原のようなムードなのかと予想していました。しかしそこまで日本そのものなわけではありませんでした。地上10階、地下1階の大きなビルですが、地下は食堂街、1階から4階までに小さなテナントが入っていて、上階にはゲームセンターやビリヤード場、映画館などが入っています。すべての階に行ってみましたが、上階にはほとんど日本を感じさせるものはありませんでした。

さまざまなテナントが。大人にはカジュアル過ぎますが

では1階から……いつオタクっぽくなるんだろう!?と期待しつつ進めど、並んでいるのは腕時計や香水、アクセサリーなどのショップばかり。しかもかなり安物、いえ、若い人向け? なんだか拍子抜けです。2階、3階も同様で、DVDやスポーツシューズ、カジュアルファッションのショップが並び、ターゲットは10代からせいぜい20代前半といったところです。店内全体の青白い蛍光灯が、さらにチープな雰囲気を盛り上げる(というのも変ですが)のに一役買っています。

4階になると突如「ここは日本!?」

そしていよいよ4階、こここそが通称「オタクビル」と称される由来なのでした。たしかに、いろんな日本のものがあふれています!日本のアイドル雑誌や付録付きファッション雑誌、プラモデル専門店、キティちゃんやゆるキャラのぬいぐるみ、『ワンピース』など人気漫画のキャラクターフィギュア……あちこちに当たり前のように日本語が書かれていて、ふと外国にいることを忘れてしまいます。こんなに山のように商品を置いて、供給過剰ではないのか?誰が買うの?と心配になっていましたが、同行した娘はしっかり『少年ジャンプ』で連載している漫画のカレンダーを買っていました。

日台交流のきっかけになる(かも?)

おっかなびっくりの訪問でしたが、想像していたほどオタクが煮詰まったスポットでもなかったことがわかりました。でも少なくとも4階は、日本の現代文化の確実な一端を見せてくれている、というのは事実。台湾の若者が、ここに来ることをきっかけにして日本にも来てくれるといいなと思います。台湾を訪れる多くの日本人も、やっぱり台湾の中で日本がどう紹介されているのか知りたくて、このビルに来てみるのですからね。あなたの買いたいものがあるかどうかはわかりませんが、一回りしてみるとおもしろいですよ!