都市部だけではもったいない? 台湾の魅力

台湾と聞いて思い浮かべるのは美食、占い、マッサージ? はたまた101階建ての超高層ビル? もちろんこれらは台湾旅行でぜひ体感したい旅のメニューですが、もし時間があったらちょっと郊外まで足を延ばしてみませんか? 日本と同じく海に囲まれた台湾は、ポルトガル語で麗しの島を意味する「フォルモサ」を別名にもつほど、市街地からそう遠くない郊外で、美しい自然の魅力にふれることができるのです。

映画『台北に舞う雪』のロケ地 平渓へ 映画『台北に舞う雪』のロケ地 平渓へ

ノスタルジックな街並を舞台にした映画

台湾北部に位置する平渓は、かつては炭坑の街として栄えところ。現在では渓谷に沿って走るローカル鉄道と、ノスタルジックな街並みが残るを台湾北部屈指の観光スポットです。そんな平渓の魅力が存分に楽しめるのが、2009年の日本・台湾・中国・香港の合作映画『台北に舞う雪』(原題:『台北飄雪』)です。主演は映画、テレビドラマで活躍する台湾の人気若手俳優、陳柏霖(チェン・ボーリン)。声を失い都会から逃げて来た新人女性歌手が、陳柏霖演じる地元の青年や人情味あふれる人々と出会い自分を取り戻していくラブストーリーです。

ローカル鉄道沿線の見どころへ

この映画には平渓を走るローカル鉄道、平渓線が効果的に現れます。平渓線は、1921年に炭坑専用の路線として開通。現在は7つの停車駅を片道約30分かけて走る単線の鉄道です。1日乗車券を利用して、沿線の観光スポットを巡る旅は台湾人にも大人気。なかでも人気を集めているのが、台湾のナイアガラと呼ばれる「十分瀑布」です。「十分瀑布」は、高さ20m、幅40m、深さ15mの台湾最大の滝で、半円状に広がった迫力ある景観を間近で見ることができます。

燈籠祭でも有名な平渓

滝の最寄り駅の「十分駅」からは歩いて約20分ほど。途中、平渓線の線路沿いを歩いたり、吊り橋を渡ったりなど、長閑な風景の中をのんびりと散策が楽しめます。駅周辺はレトロな街並みが残り、商店街の真ん中を平渓線が軒先スレスレに走っていく様子は、日本ではなかなか見られないような懐かしくも微笑ましい光景です。また平渓は、旧正月から数えて15日目にあたる元宵節に、願い事を書いた燈籠を夜空に放つ「天燈祭」が行なわれることでも有名です。周辺のお土産店では観光客向けに用意された燈籠をいつでも飛ばす事もできるので、旅の記念に願いを託して飛ばしてみるのもおすすめです。