まるで「別の国の人」のように顔立ちがちがうのはなぜ?

台湾で街を歩いているとき、ドキッとするほどかわいい女の子や美形の男子を見かけませんか。どの国へ行っても美男美女はそれなりにいますが、台湾では“美形”と“それ以外の人”の区別がとてもはっきりしていると思います。そう、まるで「別の国の人」のように……その理由はたぶん、民族がちがうから。台湾で見かけるあの美男美女は、たいてい「原住民」だと思ってまちがいないのです。

台湾では、原住民率がアップすると突然の美女率アップにびっくり! 台湾では、原住民率がアップすると突然の美女率アップにびっくり!

理由は「別の民族だから」だった!

台湾の原住民とは、17世紀の漢民族が大量に移住してくる以前にもともとこの島に住んでいた人々のことです。彼らは東南アジア各地から台湾に渡ってきて住み着いたため、言語も生活風俗も異なるいくつもの民族にわかれていました。現在、14の原住民族が認定されています。ちなみ「原住民」という呼称は、日本でいうような差別的な意味合いの用語ではありません。漢民族流入以前からもともと住んでいたという誇りを込めた自称なのです。

毎度キラースマイルにはノックアウトされてしまいます

彼ら原住民に共通する特徴は、はっきりした目鼻立ちです。ぱっちりした目、きりりとした太めの眉に鼻筋が通って、健康的な浅黒い肌の人も多く、南洋系の魅力にあふれています。平坦な漢民族の顔も日本人にはなじみ深い顔立ちですが、原住民のキラースマイルには毎度不意打ちを食らってドキドキしてしまいます。日本人と、似ているけれどやっぱりもう少しエキゾチック。ともすると国内旅行のような気軽さで遊びにくることができる台湾ですが、やはり外国なんだということをあの美男美女の顔で実感するのです。

映画『セデック・バレ』の世界へ、ぜひ!

台湾の民族構成は、98%が漢民族で、原住民の割合はわずか2%にすぎません。とくに首都の台北では、圧倒的多数の住民が漢民族の顔立ちをしています。しかし、ひとたび南下して台東や台南、そして山岳地域へ行くと、いきなり原住民率が高くなります。つまり南洋系美男美女率が跳ね上がるのです。本当に全人口のたった2%しかいないの?と信じられないほど、右を見ても左を見ても、ボロボロな出店のしわくちゃなおじさんおばさんさえ、美男美女なのです。原住民の存在感を確かめるために、ぜひ台北から南へ下っていく旅をおすすめします。日本でも話題になった台湾映画『セデック・バレ』そのものの精悍な顔つきの人たちを、たくさん見ることができるでしょう。その美しさには感動しますよ。