台北の有名靴店はこじんまりした個人商店

台北に旅行に行ったとき、チャイナテイストの好きな娘は「かわいいチャイナシューズを買いたい」と言い出しました。ガイドブックの写真を見て、ハンドメイドの細やかな刺繍に目が吸い寄せられたようです。店名は「小格格鞋坊(シャオガァガァシュエファン)」。若者の街、西門町にありますが、にぎやかな通りの裏手にあり、見逃してしまいそうな小さなお店です。

台北のかわいい手作りチャイナシューズのお店「小格格鞋坊」で、靴をお土産に! 台北のかわいい手作りチャイナシューズのお店「小格格鞋坊」で、靴をお土産に!

美しい手作りの靴を見ているだけで幸せな気分に!

ずらりと陳列された靴の数に圧倒され、最初はどれを選んでいいのか目移りするばかりです。フラットシューズ、サンダル、ミュールと形にバリエーションがあります。花をモチーフにしたデザインも、大きな花を大胆に据えたもの、小花を繊細に散らしたものとさまざま。興奮が収まってからじっくり見比べてみると、一足一足にちがう味わいがあるのです。質量ともにこれほど揃えられたチャイナシューズをいっぺんに見たのは初めてでした。

店番のおばさんは一流靴職人でした

娘は、壁に貼られたサイズ表を見て、自分に合う靴を選んでいきました。すると、店番をしていたおばさんが日本語で話しかけてきました。実はこの人こそ、このお店のすべての靴を作っている方だったのです。オーナーの男性のお母さんだそうです。お母さんは、「この靴は布製だから、汚れたら水で洗えますよ。」と教えてくれました。当時中学生だった娘は、外国でも日本語でショッピングができて、欲しいものをちゃんと買えたことがうれしかったようです。これもいい経験ですね。

靴への愛情たっぷりなお母さんの“作品”です

お母さんは、一見どこにでもいそうな、ごくふつうの“台湾のお母さん”。この方がこれほどすばらしいデザインの靴をたった一人で手作りしているとは、にわかには信じられない気がします。古典的なチャイナ柄のようでいながら、とてもモダンで、ふつうの洋装にもしっくりなじむデザインが多いのです。これなら靴だけが浮くことはなく、シンプルな服装のちょうどいいアクセントになります。「一足作るのに一週間かかる」という、手間を惜しまない台湾のお母さんの“作品”を、ぜひ手にとってみてください!美しさにうっとりしますよ。