ねこが平和に暮らす山間の村

台北から宜蘭線の電車に乗って40〜50分の場所にある猴硐(ホウトン)は、山間部にある小さな村ですが、ねこ好きの人たちがたくさん訪れる小さな観光地です。かつては炭鉱で栄えた村だったのですが、炭鉱が閉鎖され人口が減少しました。しかしネズミ避けに飼われていたねこたちは住み続け、いつしか猴硐=ねこ村と呼ばれるようになり、観光地になったのです。

人間とねこが一緒に住む村、ホウトンへ 人間とねこが一緒に住む村、ホウトンへ

列車から降りたらねこの世界!

村ぐるみでねこを保護している猴硐の村では、駅舎に様々な“ねこアピール”があります。駅員を模したねこのキャラクターを始め、看板、壁や通路にもねこの絵が描かれ、どんなねこに出会えるのかと期待が膨らみます。駅の改札を出てすぐにある陸橋を渡ると、ねこ村猴硐です。この橋は「ねこ橋」と呼ばれ、キャットタワーやキャットウォークがあり、私はここでまず数匹のねこと出会いました。人慣れしているのか、ベンチに座ると膝の上に乗ってきて眠りだすという様です。可愛すぎて、どうしようか悩んでしまいます。

ねこのために配慮されたきれいな町並み

ねこ橋を渡ると、民家が山の斜面に立ち並び、細い階段や路地を少し歩くだけでたくさんのねこと出会えます。村の人が協力して、ねこのための環境を整えており、キャットフードやねこ用の水がところどころに設置されています。犬は家屋の中で飼われ、ねこの寝床である毛布が入った段ボールが民家入り口にたくさんあるのです。また衛生面にも配慮し、ゴミやねこの糞などはほとんどみかけません。古い町を歩き、ねこと触れ合い、気持ちよく散策できる場所です。

どれが売り物なんだ?

民家の軒先でかわいいねこグッズが陳列・販売されているのですが、商品の横でねこが寝ていることもあり、どれが商品なんだか困ってしまいます。ここのねこたちはボランティアによって予防接種を受けており、猴硐は2013年には「世界6大ねこスポット」に認定されています。100匹以上のねこが住む村、ねこグッズも可愛いものが揃っています。また、炭鉱跡地もすぐそばにあり、ちょっとした歴史も感じられます。ねこの癒しを求めて列車で出かけてみましょう。