昔からある布なのに、なぜか今、流行っている布とは?

ド派手でかわいい! 布地を買って帰って、自分で何か作るのがいいか? それともここでクッションカバーにしてもらうほうが楽か? 一瞬、考えてしまいました。この布地は、台湾では、客家と呼ばれる人たちの伝統的な柄だと言われており、静かに流行っています。中華圏には、昔からある柄なので、「どうして今頃?」という感じがしますが、日本人にも人気があります。ビビットな赤や青などの布地に牡丹の花模様が全体に散らばり、いかにも中国チック! ちょっと古くさい感じも日本人には、おしゃれに映っているみたいです。

昔からある柄ですが、人気が出たので、永楽市場や迪化街では扱っているお店が増えています 昔からある柄ですが、人気が出たので、永楽市場や迪化街では扱っているお店が増えています

迪化街にある永楽市場に行ってみよう!

この客家の伝統柄の布は、台北車站の西北部にある迪化街で売られています。清朝の時代から貿易や商業で栄えた迪化街の南には永楽市場があります。永楽市場の2,3階は布地コーナーになっているので、ここで手に入ります。ちょっと脱線しますが、台北では永楽市場と言えば、「林合發油飯店」です。市場の1階にある小さなお店ですが、行列ができているので、すぐわかりますよ。お店の番号は、1041です。1894年創業の老舗で、豚肉、干しエビ、干ししいたけ入りの中華おこわが、あっさりしておいしいことで知られています。

永楽市場の外観。現在、工事中なので、寂れているように見えますが、中は元気いっぱい営業中です 永楽市場の外観。現在、工事中なので、寂れているように見えますが、中は元気いっぱい営業中です

いったいどちらがルーツなのか謎の布地

林合發油飯店はさておき、永楽市場の2階に上がってみましょう。全部、布地屋さんです。この中に、お目当ての布地専門店が何軒か入っています。専門店でなくても、扱っているお店は多く、すぐ見つかりますよ。客家の伝統柄の布地は、今、大陸の上海や北京でも人気があります。北京や上海にある、昔の中国を売りにしている雑貨店に行くと、この布地で作ったバッグやノートなどが売られています。もしかしたら、台湾で流行ったので、大陸でも注目されるようになったのかもしれません。ただ、大陸では客家の伝統柄ではなく、漢民族の伝統柄だと思われています。

聖欣布行は、店の入り口がわからないほど人気の布で作ったバッグを飾っています 聖欣布行は、店の入り口がわからないほど人気の布で作ったバッグを飾っています

永楽市場2階にある伝統柄の専門店に行ってみよう!

永楽市場の2階で、この伝統柄の布地を買うのなら、おすすめは、店番号2054の「聖欣布行」です。天上からこの布で作ったバッグが、ところ狭しとぶら下がっているお店です。できあがった製品も買えますが、ここは、加工もしてくれます。また、市場の1階にあるミシン屋さんに自分で布地を持って行っても、クッションカバーやバッグに加工してもらえますよ。私は布地で買いました。買う時に、日本では「1メートルはいくらですか?」と聞きますが、台湾では単位は「碼(マー)」を使っています。これはヤードのことで、91センチぐらいです。台湾の客家の布なのか大陸の漢民族の布なのか、謎ですが、レトロでかわいいので、手作り好きなら買ってみませんか!