台湾大学は、台北の中心部にあるはずなのに、そう思えない理由

こんな歴史的建造物の校舎で勉強できるなんて、うらやましい! かつての帝国大学って、やっぱり風格があるわあ! ここは台北にある台湾大学です。正門を入ると、見上げるほど大きなヤシの木の並木道がいきなり現れます。「南国にやってきた」という気持ちになると同時に、ヤシの木の持つのんびりムードが、大都会の台北とうまく結びつきません。並木道に足を踏み入れた瞬間から今まで自分がいた世界と違う世界にまぎれ混んでしまったような気がします。そんな気分から現実に引き戻してくれるのが、校舎のまわりで記念撮影をしている観光客らしきグループです。

南国ムード満点! 校内は広いので、学生はみんな自転車で移動しています 南国ムード満点! 校内は広いので、学生はみんな自転車で移動しています

「椰林大道」沿いに見学スタート!

台湾大学は、1928(昭和3)年、東京、東北、京都、九州、北海道、京城(ソウル)に続く7番目の帝国大学として建設されました。当時の名前は「台北帝国大学」です。当時も今も台湾の最高学府だというオーラがすごいです! それは、まちがいなくその時代を代表する建築家が建てた校舎から出ています。とりあえず校内を見学しましょう。「椰林大道」と呼ばれるヤシの並木道の左手に現れる「校史館」に行ってみます。1930年に建てられた校史館は、井出薫氏の設計によるものです。井出薫氏は、台湾総督府高等法院や台北市役所を設計した建築家です。

校史館は、かつての図書館。こんな校舎で勉強できるなんて、うらやましい! 校史館は、かつての図書館。こんな校舎で勉強できるなんて、うらやましい!

椰林大道沿いに次々現れる歴史的建造物

建設された当時は、図書館だった校史館は、現在、1階は日文系校舎として、2階は校史館として使われています。2階は見学オッケーです。中は、天上が高く、アーチ型の大きな窓が並んでおり、図書館らしい雰囲気です。その当時の机や電気スタンドも展示されています。当時のエリートって、こんなに恵まれた環境で勉強をしていたんですね。お隣の文学院にも行ってみます。1929(昭和4)年に建てられた文学院は、外観のみ見学オッケーです。正面玄関入ってすぐのロビーは、左右に分かれた石造の階段が劇場みたいで学校とは思えません。今度は、赤レンガ造りの行政大楼にです。かつては1926(大正15)年に建てられた台北高等農林学校の校舎でした。

モダンなロビーが素敵な文学院。台湾大学の校舎はどこも保存状態がいい モダンなロビーが素敵な文学院。台湾大学の校舎はどこも保存状態がいい

台湾大学特製のヨーグルトやアイスを食べてみよう!

椰林大道沿いは、風格ある校舎が次々現れますが、広すぎて疲労困憊です。ここでちょっと農業総合大楼の裏にある農産物展示中心(センター)に寄り道です。こちらは農学部の農場や牧場からとれた牛乳、ヨーグルト、パン、みそなどを売っている売店です。学生でなくても自由に出入りできる上にベンチやテーブルもあるので、近隣住民の憩いの場になっています。私は、農学部の牧場のミルクで作ったアイスクリームを食べました。さっぱりした甘さに暑さと疲労が吹き飛びました。台湾大学の歴史建築巡りは、とにかく体力消耗します。農産物展示中心で台湾大学特製のおやつを食べたりしながら見学するのがおすすめです!

お値段は、特に安くはないけれど、品質は保証付き。健康を気にする近隣住民に愛されています お値段は、特に安くはないけれど、品質は保証付き。健康を気にする近隣住民に愛されています