国立故宮博物館で「白菜」を見る

(その4より続く)弾丸ツアーで到着が朝でも、市内まで行くうちに、昼近くになってしまいます。しばらく台北駅近辺をうろつきながら朝食兼昼食をとって、少しのんびりしたら、午後には迷わず国立故宮博物館を目指しましょう。台北駅からMRT淡水新義線で15分程度です。車窓からは鬱蒼としたジャングルが見えてきます。その植生は沖縄と似ています。士林駅で下車、バスで博物館を目指します。このあたりから高級住宅街となり、山の麓に巨大な建物が見えてきます。どうしても見ておきたのは3階302号室の「翠玉白菜」でしょう。翠玉巧彫の最高傑作です。同じ部屋の「肉形石」はまるで東坡肉(トンロウポウ)そのもので、中国人の食に対する思い入れの深さがわかります。他にも古代の彫刻から書、茶碗など目を見張る展示物の数々に酔いしれます。午前中と、午後2時を過ぎると団体客がどっと押し寄せるので昼前後と夕方に行くのがいいでしょう。

中正紀念堂の衛兵交代式 中正紀念堂の衛兵交代式

2日目は徹底的に街歩き

1日目は眠たいですし、国立故宮博物館に行くのが精一杯でした。2日目は、荷物をふたたび台北駅に預けて、出発まで徹底的に歩きましょう。まずはMRTで移動して、龍山寺見物と市場巡り、朝食を取り、総統府を目指します。台湾には、日本統治時代の建物が多く残されています。日本よりも多い印象で、台湾へ行った旅行者は、「台湾って、明治村みたいだった」という感想を漏らした人もいるほどです。西から歩いていくと、中山堂、威風堂々たる総統府があり、国立台湾大学付属医院旧館は名建築と評価されています。二二八和平公園には日本庭園があり、またここの健康歩道は石が敷き詰められているので、歩くだけで足つぼマッサージできて、かなり効きました。体がホカホカしてきます。給水は忘れないようにと注意書きがありました。二二八記念館は、台湾の戦後史がよくわかり、この国の苦難に胸を打たれます。必見の博物館です。

歩いて楽しい台湾観光

次に、かつて迎賓館だった台北賓館を過ぎると、広大な公園に出くわします。大きな門の向こうに、北京の円檀に似た中正紀念堂が見えます。故蒋介石総統を記念して建てられました。人気の衛兵交代式は毎時00分です。さらに歩くと東門。この辺は永康街。モダンな地区で、日本人観光客も多くいます。ランチはここで。食後は旧日本家屋の残る青田街に行ってみましょう。そしてMRTで終点の象山へ。象山に登って台北101の絶景を見た後、台北101まで歩きます。日曜日の夕方は、さほど混んでいませんでした。101階建てですが、昇れるのは91階までです。382メートルの展望台からの眺望は抜群、夜の明かりが灯り始めた町は美しかったです。1階には人気のレストランもありますが、大混雑していました。MRTで台北駅に行き、リムジンバスで空港へと向かいます。地下のフードコートで腹ごしらえをすれば、台北弾丸ツアーも終わりです。