未来的なビル街の向こうに、飾らない素顔の台湾が!

このエリアを教えてくれたのは、泊まっていたホテルのオーナーでした。「台北には何度も来ていて有名なところは行っているので、観光客ではなく地元の人でにぎわうところはありませんか?」そう聞いたら、紙に書いてくれたのが「呉興街」でした。台北駅のバス停から22番バスに乗れば行けるというので、向かってみたらまさに求めていた場所。小規模ですがローカル感いっぱいの楽しい通りで、大好きになりました。その後、地下鉄の台北101/世貿駅が開業し、電車でのアクセスも可能に。そう、この庶民的な通りは、台北101をはじめ近代的なビルが立ち並ぶスタイリッシュなエリアと、ほど近いところにあるのです。

あたり一帯の道に呉興街という名がついているので、マップなら「呉興商圏」で探すとわかりやすいです あたり一帯の道に呉興街という名がついているので、マップなら「呉興商圏」で探すとわかりやすいです

地元の人たちの生活感あふれる通りを歩こう

台北101/世貿駅のある信義路を西へ進み、基隆路に出たら左折、そして1本目を左へ。その小さな通りが呉興街です。飲食店が多く、活気があるのでわかると思います。人気のチェーン店や味自慢の安い店、台湾式ブッフェのお店などが何軒も集まり、ランチタイムには近くのオフィスのサラリーマンやOLであふれかえります。こういうところには本当においしいものが集まっていると思いますし、昼休みのみなさんの笑顔を見ているだけで、こちらまでウキウキしてきます。ぜひランチはここでとりましょう。特に混んでいるお店を選べば、間違いなしですね。さて、道をそのまま進んでいくと生活雑貨のお店や衣料品店など、地元に根ざした店舗が並びます。日用雑貨を見るのが大好きな私は、いつもここでハマってしまいます。さらに行けば野菜や海産物を売る出店などもあり、ぶらぶら歩くのにぴったり。右手に大きな病院(北医第一医療大楼)が見えてくるまで、にぎわいは続きます。

「午前中からお昼にかけて」がねらい目

注意点は、午後2時ぐらいで、多くのお店が閉まり始めることです。飲食店は休憩に入ってしまうし、野菜の市も店じまい。さきほどの喧噪がうそのように、通りはひっそりしてしまいます。私は買い物に夢中になっていたら、あとで行こうと目をつけていたベジタリアンブッフェの店が閉まっていてがっかりしました。午前中に来て通りを散策し、ランチを食べて帰るというのがよさそうです。今回ご紹介した呉興街は、1kmぐらいのちょっとした通り。そのためにわざわざ行く、というほどでもありませんが、台湾の「ジモティな雰囲気」が好きな人にはおすすめです。台北101一帯のモダンな都会とセットで、立ち寄ってみてください。ぜひ、お昼どきに。