台湾人の生活に欠かせないフルーツ

1年を通してさまざまなフルーツが楽しめる台湾。かき氷の上に山と盛られたマンゴーや、台湾みやげの代表格として有名なパイナップルケーキなど、デザートやスイーツとしても人気の色鮮やかなフルーツは、南国台湾を紹介する上で欠かせない存在です。台北を始め台湾全土の街中には、大きく店を構えたフルーツショップをはじめ、朝市、露店など、いつでも手軽にフルーツを購入できる場所が多く、食後のデザートとして、地元の人々も積極的にフルーツを摂っている姿をよく見かけます。

台湾 旬のフルーツの楽しみ方 台湾 旬のフルーツの楽しみ方

日本ではジュースでおなじみのあのフルーツ

店頭に並ぶフルーツの多さは圧巻です。葡萄、パイナップル、パパイヤ、バナナ、西瓜、マンゴー、柿、イチゴ、グレープフルーツ、オレンジなど、ほとんどが台湾産のものばかり。日本でおなじみのものもあれば、なかなかお目にかかれない南国特有のものも多くあります。例えば、日本ではジュースでおなじみのグァバは、台湾の南部、高雄で多く収穫されています。表面は黄緑色の薄い皮に包まれ、果肉は白、またはピンクでシャクシャクとした歯ざわり。中心に行くに従って果肉は柔らかくなり、真ん中にはとても硬くて小さな種がたくさん入っています。1年を通して収穫されるグァバは、食後のデザートとして台湾でもっともよく見かけるフルーツです。味が淡白なので梅子粉という甘塩っぱい粉末をかけて食べることが多く、梅子粉がグァバの甘みをほどよく引き立ててくれます。

寒い季節のおすすめは?

また、寒い季節においしいフルーツといえば蓮霧(レンブ)と釈迦頭(シュガーアップル)は欠かせません。台湾南部の屏東、高雄などで生産されている蓮霧は手のひらサイズで、味はリンゴに似たさわやかな味わい。水分が多いので乾いたノドを潤すのにぴったりです。また台湾東部の台東で多く採れる釈迦頭は、表面が緑色で凸凹しており、釈迦の頭に似ていることからこの名が付けられました。果肉は熟すと白くネットリとしたクリーム状になり甘みが強くなります。あっという間に熟して果肉がくずれやすくなるため、原産国以外で食べるのは非情に難しいフルーツです。台湾で見かけたらその味わいを一度試してみるのもよいでしょう。

お供え物としても大活躍

フルーツは、寺廟での参拝時にお供え物としてもよく用いられます。きれいに水洗いしたフルーツを備えつけの皿に盛ってお供えし、参拝後は持ち帰ってありがたくいただきます。ひとつ注意しておきたいのは、お供え物として禁忌とされているフルーツがあること。例えば、果肉の中に硬い種をもつグァバは、食べた種が消化されずに排泄され、土に戻った種からまた実がなる、ということから卑しいフルーツとしてお供え物には向かないとされています。また、釈迦の頭に似ている釈迦頭も、仏を敬う意味でお供え物として避けられています。