台湾リピーターにおすすめな旅は?

みなさんは台湾の旅の一つに、離島へ行く楽しみがあることをご存知ですか?別名で、フォルモサ=美麗島と呼ばれる台湾本島の周囲には、それぞれ個性の異なる6つの島が点在しています。北から順番に、海の守り神である媽祖伝説が残る「馬祖」、大陸まで約2kmで軍事拠点としての歴史が色濃く残る「金門」、各種マリンスポーツが盛んな「澎湖」、世界でも珍しい海底温泉がある「緑島」、台湾本島から14kmと近く、島全体が珊瑚礁からなる「小琉球」、そして今回ご紹介する「蘭嶼(ランショ)島」です。

台湾の離島、蘭嶼島で先住民文化を体験 台湾の離島、蘭嶼島で先住民文化を体験

台湾先住民で唯一の海洋民族

蘭嶼島は台湾東部、台東県の東南に位置しています。台東機場から蘭嶼島までは、飛行機で約25分。この島には、台湾の先住民族14部族のうち、唯一の海洋民族で、祖先はフィリピンの北方バタン諸島から渡って来たとされる、雅美族(達悟族ともいう)の人々が住んでいます。島の周囲は、約38km。波打ち際のゴツゴツとした奇岩や、後方に聳える緑濃い山々、海沿いを走る幹線道路には、ヤギが自由に遊ぶ姿が見えたり、古来から変わらない自然の魅力にあふれたところです。雅美族の人々は、暑さや台風の影響を避け、地上からは屋根しか見えない「地下屋」と呼ばれる伝統家屋に住んでいます。

飛魚を捕える鮮やかな舟

島に降り立ち海岸線を行くと、集落の港に、タタラ舟と呼ばれるカヌーのような形の木舟を見ることができます。赤、白、黒を基調にした鮮やかな舟は、その彫刻を見れば、どの集落の舟かわかるといわれています。そしてこのタタラ舟で行われるのが飛魚漁です。飛魚漁は、旧暦の2〜5月の飛魚季とよばれる期間のみ許されます。飛魚は、その昔、雅美族の老人が夢の中で、魚を島に呼び込む方法やさばき方、食べ方などを夢で告げられた、神聖な魚とされています。

島で一人前の男とは?

雅美族の男たちは、タタラ舟の操り方を幼い頃から父親に学び、漁ができて始めて一人前と認められ、結婚も許されるとういのが伝統的な風習といわれています。漁が盛んな時期は、島内のレストランで肉厚で新鮮な飛魚が楽しめるので、ぜひ試してみましょう。また、この時期は、海岸線でタタラ舟をよく見かけますが、女性がタタラ舟に触ることは禁忌とされています。また、島の人々にカメラを向けて撮影することも嫌がられるので、十分に配慮して観光を楽しみましょう。