駄菓子屋に通った記憶はありませんか?

最近はすっかりコンビニに押されて、とくに日本の地方の町では姿を消しつつある駄菓子屋ですが、どっこいタイではまだまだ生きながらえてます。もちろん僕は、幼少時代をタイで暮らしたわけではありません。日本の田舎で、小遣いで「ベビースターラーメン」やカレー味のスナック「味カレー」、「チロルチョコ」などを買い食いしていました。大人になってからタイを訪れると、懐かしさもあって、駄菓子屋通いが始まりました。「HANAMI」という名のえびせんを筆頭に、ピリ辛のさきいか、安くてたっぷり入ったタラのつまみは「TARO」という名前です。最近は、「タオケーノイ」という味付け海苔が大流行しています。これは日本の味付け海苔をヒントに生まれたもので、この会社の若き社長を主人公にしたタイ映画が、2011年に公開されました。

駄菓子屋で育った子供は、駄菓子屋で飲む。大人になったら駄菓子屋が飲み屋に早変わり 駄菓子屋で育った子供は、駄菓子屋で飲む。大人になったら駄菓子屋が飲み屋に早変わり

駄菓子屋が、実は子供だけのものではなかった?!

タイではしかし駄菓子が、子供だけのものとは限定されません。せっけんやシャンプー、洗剤などを扱っている店も多いので、主婦がちょこっと立ち寄ったりします。そしてほとんどの店で扱っているのがビールや焼酎、煙草です。ですから男たちだって集まってしまいます。煙草を一本だけ買って一服する。焼酎をグラスに一杯注いでもらって、それをクーッと飲み干す。彼らのようにさっさと立ち去る男がいれば、グダグダ飲んでいる男たちもいるのです。

街歩きに疲れたら、ちょっと座ってジュースを飲んだっていい

というわけで、恥ずかしながらグダグダと飲んでいる筆者の写真を掲載しました。夕方のほんのひと時、駄菓子屋の前に設置されたイスに座って、町の移ろいを眺めつつ、一杯やるのは最高なのです。つまみはもちろん駄菓子です。考えてみれば、これがタイでは、どこよりも安い飲み屋なのでした。タイの町で駄菓子屋を見つけたら、よく観察してみてください。夕方近くになると、子供たちに替わって、大の大人の男たちが集まり出します。さすがに女性で、こういう場所で、酒類を飲む人はいませんが、ジュースを飲んでいる人はよくいます。ワインクーラー(ジュースにも見えるけど、実は発砲ワイン)くらいなら、大丈夫でしょう。駄菓子屋のイスに座ってたたずんでみると、町の様子がよく見えてきます。タイの街歩きに疲れたら、ちょっと一服してみてください。