日々、変わり続けるバンコクで20年変わらない屋台

タイの首都、バンコクの朝ごはんは、泊まっているお宿から徒歩10分ほどの屋台で食べます。タイ風のコーヒーとパートンコーです。閉店状態が10年以上も続く小さなデパートの前に屋台を出し、テーブル席も4つほどあります。通りを行き交う人を眺めながら、のんびり食べるのが、私のバンコクの朝です。2014年8月の朝、この屋台に20年以上通っていることに気づきました。すごい! 20年以上、同じ場所で同じ商売をしているってすごいことです。私は中国には26年以上通っていますが、再開発が著しい中国では10年以上通っている屋台や食堂は1軒もありません。バンコクもこの20年のうちに大きく変わったはずです。

すごい! 気がつけば通い続けて20年! バンコクのコーヒー屋台 すごい! 気がつけば通い続けて20年! バンコクのコーヒー屋台

タイ風のコーヒーを見つける方法

さて、タイ風のコーヒーが飲めるお店の目印はドラム缶を利用した台と大きなやかん、そして布製のフィルターです。この3つがそろっていれば、100%あたりです。煮だした濃いめのコーヒーをガラスコップに入れてくれます。コップのそこには必ず練乳が1センチぐらい入っています。甘党なら迷うことなく、コーヒーと練乳をしっかり混ぜて飲みましょう。甘いのが苦手な人なら、スプーンをコップの中で軽く動かす程度で止めます。濃くて練乳の重い甘さのコーヒーが、東南アジアの朝にぴったりです。

中国の定番朝ごはん「油条」がタイにもあった!

パートンコーは中国風の揚げパンです。中国や香港、台湾に行ったことがある人なら、食べたことがある油条(ヨウティアオ)のタイ版です。パートンコーは意外としっかりした生地で、大きさは5センチぐらいのものから10センチぐらいのものもあります。私が通っている屋台は10センチぐらいの大きなものです。パートンコーと言えば、豆乳が合います。一般には豆乳とパートンコーを出す屋台が多いのですが、私が通っているところはコーヒーです。タイ風コーヒーとパートンコーを二つ頼んで、たった20バーツ(約66円)です。

20年同じ場所、同じ経営者、同じメニューがある屋台

この屋台は路上市場の近くにあるので、人通りも多く、市場帰り、会社への出社前に寄っていくタイ人もいます。私は朝7時すぎに行きますが、午前10時半頃には営業終了なので、たぶん早朝から開いているのでしょう。居心地がよいので、気が付けば20年以上通ってました。そういや、いつもはつらつとした笑顔の女主人もいつのまにか年をとっていました。先日は「私の息子なの。大学の4年生なの」と夏休みで手伝いに来ていた息子さんを紹介されました。日々、めざましく変わっていくバンコクの中心部に、20年変わららないコーヒー屋台があるってすごい! もちろん、このまま通い続けるつもりです。