夕方になると漂ってくる、あの匂い

夕方、バンコクの安宿街を歩いていると、ニンニクと豚が焼ける脂っこい匂いが漂ってきます。この匂いを嗅ぎ付けると、もうたまりません。その匂いの場所へダッシュ! 大好きな「サイグローグ・ムー」が焼ける匂いです。私が知っているサイグローグ・ムーの屋台は、なぜか夕方になると出てくるので、夕方から夜の食べ物だろうと思っています。タイ料理の本を見ても、タイ料理を紹介するサイトを見ても、そんなことは書いていません。1日中、食べられる食べ物のようですが、サイグローグ・ムーは夕方が似合う食べ物なんですよ。

イサーン風ソーセージの中に入っている材料とは?

サイグローグ・ムーは、「サイグローグ・イサーン」と呼ばれるほうが多いみたいです。タイ東北部のイサーン地方の名物料理なので、イサーンをつけたほうが通りがいいのです。サイグローグ・イサーンは、東北風ソーセージです。普通のソーセージと違って、一口かじっただけで、うっとするような酸味があります。中に入っているのは、豚肉、春雨、にんにく、塩、胡椒、そしてもち米です。出来上がったソーセージを常温で数日置いておくと、中のもち米が発酵します。そのため、食べると酸っぱいのです。

イサーン風ソーセージの正しい食べ方

しっかりした酸味があるので、脂っこさが気になりません。ジュウジュウ焼けて、脂がしたたるサイグローグ・イサーンの屋台に行くと、必ず生キャベツ、唐辛子、しょうがの付け合わせが出てきます。脂っこいソーセージと生キャベツって、最高の組み合わせです。もち米と春雨が入ってるので、もっちり感もばっちりあります。香ばしいソーセージをかじった後、生キャベツをバリバリ食べていると、ビールをクワ〜ッと飲みたくなります。私みたいにコップ1杯のビールで頭がくらくらするような人間でも、ビールが欲しくなるんです。夕方にあう食べ物という感じがするでしょ?

イサーン風ソーセージのハズレって何?

私は気に行った店で食べ続けるのが好きなので、今のところサイグローグ・イサーンでハズレに出合ったことはありません。しかしサイグローグ・イサーンって、ハズレがけっこうある屋台料理です。ハズレとは、ほとんどがもち米で豚肉が入ってないそうです。それは、節約のためなのか、もち米が多いのを好きな人がいるからなのかは、わかりませんが、そっちも興味があります。ビールにぴったりなサイグローグ・イサーン、タイの街角で見かけたら、ぜひ、ビールと一緒にお試しください! あの酸っぱさにはまりますよ!