「行きタイ病」「食べタイ病」

タイ料理には、ひょっとして依存性があるのではないか?と思うほど、わたしは周期的にタイのごはんが恋しくなります。わたしの周りにもタイ好きは多いのですが、彼らも「そろそろタイ料理が食べたくなってきた」と言って旅支度を始めます。お互いに「行きタイ病にかかった」「食べタイ病が再発」と言い合っては笑っていますが、こうなるとタイ通いを繰り返すようになります。

タイ料理のレシピに登場するハーブいろいろ その1 タイ料理には欠かせないハーブ タイ料理のレシピに登場するハーブいろいろ その1 タイ料理には欠かせないハーブ

増え続ける日本のタイ料理店

作家の前川健一さんの2013年の調査によると、タイ料理店は日本に996軒あるそうです。2006年には492軒だったそうですから、7年間で倍以上に増えていることになります。タイ・レストラン専門の検索サイトもあるくらいですから、今やタイの料理は、以前から親しまれている中国料理や韓国料理に次いで、日本人にとってなじみの外国料理のひとつになったといっていいのでしょう。

タイ料理の魅力の秘密

それほど日本にタイ料理のお店があるのに、やっぱりタイで食べたいとわたしが思う理由は、タイでないと手に入らないハーブやスパイスがあるからだと思います。乾燥ハーブを使ったり、空輸したりしてタイの味を出そうと工夫しているレストランも日本にありますが、「本場の味」を出すのはなかなか難しいようです。甘くて、辛くて、酸味がほどよくきいたタイ料理では、香りがよいことも重視されます。独特の芳香は、ハーブやスパイスの複雑な組み合わせから生まれます。タイの料理に引きつけられる理由のひとつは、こうした香辛料の魅力にあるのではないでしょうか。

そもそもハーブとは?

全日本スパイス協会は、香辛料を「ハーブ」と「スパイス」の2つに分けています。このうちハーブは次のように定義されています。「ハーブとは香辛料のうち、茎と葉と花を利用するものの総称です。具体例 クレソン、コリアンダーリーフ(香菜)、紫蘇、セロリー、タラゴン、チャイブ、チャービル、ニラ、パセリ、マスタードグリーン(からしな)、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、サボリー、レモングラス、ワサビ葉、山椒の葉などです。日本でもおなじみのものがいくつもありますね。(その2に続く)