台湾やマレーシアでも嗅いだことがある甘いにおいを持つ料理

ぷーんと漂う、ちょっと薬くさいような甘い香り。この香りは台湾やマレーシアが好きな人なら、懐かしさを覚えるかもしれません。チャイナタウンの香りとも言えるこの香りがするってことは、近所にクイチャップのお店があります。クイチャップはタイのマカロニスープのような食べ物です。クイチャップがあるところに必ず漂っている甘い香りの正体は八角です。八角は、クイチャップに入っている豚の臓物や肉を煮る時に必ず使われる調味料のひとつです。食堂や屋台に置かれた内臓を煮込む大鍋から、お客を誘いこむように八角の甘いにおいが漂ってきます。

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クイチャップのマカロニは一見、麺だけど実は?

クイチャップは、豚の血を固めたものや豚の臓物がたっぷり入ったスープで食べるマカロニ風の食べ物です。一見、マカロニのようにクルンと巻いてますが、広げてみると餃子の皮のように四角いです。原料は小麦粉ではなくて、お米なので、超幅広の米粉と言えます。あんかけ料理に使われるセンヤイも幅広の米粉ですが、こちらは軟らかくて、コシがありません。クイチャップに入っているマカロニタイプは、しっかりしたコシがあるのが特徴です。

おなかがすいている時に食べたいクイチャップ

タイの米粉(クイティアオ)や麺(バミー)は、タイ人のちょこちょこと1日に何回も食べるという食習慣にあわせ、とにかく1人前の量が少ないです。「ピセート」と言って、大盛りを注文すれば別ですが、普通盛りは、全然たりません。しかしクイチャップは臓物たっぷりスープに厚揚げやマカロニ風の米粉が入っているので、かなりボリュームがあります。クイチャップを食べたら、これでおなかいっぱいです。

クイチャップに出会える場所

このクイチャップ、甘い香りに誘われて、注文したら裏切られます。とても辛い域ではありませんが、ピリ辛で胡椒もしっかりきいてます。香辛料を効かせたお醤油味の臓物煮込みとコシのあるマカロニの組み合わせが、妙にうまい!クイチャップはクイティアオと同じ中華系タイ人の食のひとつです。そのためクイチャップのお店のご主人は中華系タイ人がほとんどです。バンコクのヤワラートやチャルーンクルン通りなど、中華系タイ人が多く住む地区に行くと、クイチャップのお店は必ずあります。クイティアオやバミーほど食堂や屋台の数はありませんが、甘い香りが漂ってきたら、クイチャップのお店がすぐ近所で見つかりますよ!