タイを代表する鶏肉料理は食べるのが大変!

大好きなガイヤーン! 本当においしいけど、食べるのはちょっと大変です。それなのに、どうしてタイ人は、悪戦苦闘せずにかっこよく食べられるの? ガイヤーンは、鶏肉の炭火焼きです。タイの東北地方の伝統料理ですが、タイ料理を代表するような料理です。タレにつけこんだ鶏肉の開いた身をそのまま炭火焼きにしているので、豪快な見た目とおいしさで日本でも好きな人が多い料理です。私はタイ旅行の最終日、バンコクの戦勝記念塔に近い東北料理のお店で必ず、ガイヤーンを食べます。

庶民的なお店なら、こんなにボリュームたっぷりでたった160バーツ(約640円)! 庶民的なお店なら、こんなにボリュームたっぷりでたった160バーツ(約640円)!

戦勝記念塔周辺においしい東北料理の食堂が集まっている訳

タイの東北地方は、ラオスに近く、発展から取り残され、バンコクに出稼ぎにやってくる人たちが多い地域です。戦勝記念塔の周辺には、東北地方出身者が固まって住んでいたこともあり、今もおいしい東北料理の食堂が集まっています。タイ東北料理と言えば、青いパパイヤサラダのソムタム、もち米のカオニャオ、そしてガイヤーンです。もち米を手で食べるので、手だけで食べても不思議ではありませんが、都会の食堂では、スプーンとフォークを使って食べます。

タイでスプーンやフォークを使うようになったのはいつ?

タイをはじめ、東南アジアの国々が食事の時にフォークとスプーンを使うようになったのは、第二次世界大戦前だと言われています。現地の料理を食べにやってきた白人は、手で食べられません。フォークとスプーンを使い、それを現地の人々がマネをしたのが始まりだそうです。タイでは、スプーンはナイフの代わりも兼ねていて、切る、すくうの二つの役割を果たしています。このスプーンでガイヤーンを切るのが本当に難しいのです。ナイフじゃないので、切れ味はよくありません。骨に近い部分の肉なんて、フォークで肉を押させて、スプーンで必死で切ったり、外そうとしますが、うまくいきません。

ガイヤーンを食べる時、タイ人に教えを乞いたい!

タイ人は、慣れているのでしょうか、スマートにガイヤーンを食べています。私はこれ以上がんばったら、ガッシャンと音を立てて、ガイヤーンか食器を飛ばしてしまいそう。あきらめて大きな塊の肉を手で食べます。「ガイヤーンは、本当は手で食べるほうが美味しいんだよ!」とは言う人もいますが、教えてもらいたい。どうしたら、あの切れないスプーンを使って、ガイヤーンをあんなにスマートに食べられるのか。