オレンジ色の飲み物、それが噂のタイティー

ミルクティーというと、ベージュっぽい色をしているのが普通です。が、タイのローカルドリンクスタンドや市場の屋台でミルクティーを頼むと、オレンジ色の飲み物が出てきます。これが、いわゆる「タイティー」と呼ばれるタイならではのミルクティー。タイ語では、「チャーイェン」と言います。オレンジ色なのは、着色料が入っているからで、南国タイではもっぱらアイスでいただくのが一般的です。そして、これ、とんでもなく甘いのです。どれだけ甘いか言葉で表現するのが難しいのですが、最初の一口飲んで、オーダーしたことを後悔するであろうほどの甘さです。砂糖をスプーン山盛り5杯くらい入れたのかというくらいの甘さと、バニラっぽい独特の匂い。この甘さと香りは好みが分かれるところのようです。

めちゃくちゃ甘いけど、辛いものと実によく合うタイティー めちゃくちゃ甘いけど、辛いものと実によく合うタイティー

タイティーの独特の甘さの秘密は、練乳にあり

お茶やコーヒーは今や世界中で愛される飲み物ですが、飲み方はその国それぞれ。バリのバリコーヒーとかインドのチャイとか独特のコーヒー文化やお茶文化が世界各国に見られます。コンデンスミルクを使ったものだとベトナムコーヒーが有名ですが、その紅茶版と言えるのがタイティーでしょう。ただ単に、ミルクティーに砂糖を山盛りに入れてもあの味は出ません。こってりとしてコンデンスミルク(練乳)が入っているからこその味わいなのです。あの独特の甘さと香りがダメという人も多いのですが、不思議なことに、汗がダラダラ出るような暑い日に飲むと、たまらなく体が喜ぶのを感じます。気がつくとすっかりタイティーファンになってしまっているという、タイ好きの人の話はよく聞きます。

タイティーの味を再現するポイント

タイ旅行中にすっかりタイティー=チャーイェンの魅力にはまってしまったら、自分用のお土産にタイティの茶葉を買って帰りましょう。タイティー用の茶葉は普通の紅茶の茶葉とは少し違います。高発酵させた紅茶で、スターアニスなどのスパイスやバニラが配合されています。それが独特の香りを出すのです。タイティー用の茶葉は市場やスーパーなどで簡単に入手できます。ポイントは、先に熱湯で濃いめのブラックティーを作っておくこと。アイスでかなり薄まってしまうので、濃いかなと思うくらいで大丈夫。ここにたっぷりの煉乳(大さじ3杯〜)を加えてよくかき混ぜます。さらに砂糖を加え甘さを調節します。加える砂糖はグラニュー糖か、粉砂糖がいいですね。これをたっぷりと氷を入れたグラスに一気に注いで出来上がり!ぜひ、自宅でもタイの香りを味わってくださいね。

市場やスーパーでタイティー用の茶葉は簡単に手に入る 市場やスーパーでタイティー用の茶葉は簡単に手に入る