- 大嶋喜子
- 山形県在住。岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngelsを経て現在は東北に住む“ちいさなMADE IN JAPAN”。アパレルバイヤーから7年前に転身したライター業の傍ら、全米ヨガアライアンス200時間保持のヨガインストラクター兼ポールダンサーでもあり、世界中のスタジオに行きたいと目論み中。
出発エリアをに変更しました。
のんびり温厚なタイの犬。かわいいけれど近づかないで!
バンコクを首都とするタイへ行ったことがある人ならだれもが思うことのひとつ。それは「野良犬が多いな」ということ。暑い日中は建物の陰、クーラーや扇風機のあるお店の前など、比較的涼しい場所で寝ていることも多い犬たち。日本では野良犬がいようものなら、通報したり、追い払おうとしたりしますよね。ところが、タイではそういった光景を見かけることがなく、「野良犬がいることが当たり前だよ」というような暮らしっぷりです。
犬が苦手な人からすると、そこらじゅうに犬がいるなんてちょっぴり怖いですよね。でも、基本的には襲ってくることはないので大丈夫。野良犬と言えど、日本の犬たちとは違って神経質そうな犬はあまり見かけません。どちらかと言うとのんびりしていて穏やかな犬が多く、しっぽを振って近づいてくることも少なくありません。というのも、仏教信者の多いタイでは、昔から生き物を大切にして、日本のように乱暴に追い出したり怒鳴ったりすることが少なかった背景があります。だから人間に対しての警戒心がそれほど強くないと考えられるのです。
ただし、そうはいっても近づいて触れ合うことは避けた方がいいでしょう。しっぽを振って近づいてくるととてもかわいいですが、噛まれたり襲われたりする可能性はゼロではありません。中には明らかに狂犬病のウイルスを保有していたり、発症している犬もいます。犬に慣れていない人はもちろん、慣れている人も触れ合うのはやめてください。かわいくても、基本的には見て見ぬふりをするのがベストです。
ちなみに気になる狂犬病ですが、かかった犬の特徴は“身体が硬く、走っていて尻尾が垂れていて、口からヨダレがボタボタ垂れている”こと。こういった犬がいたら絶対に近づかないでください。万が一噛まれたら、即座に病院へ行ってワクチンを打ちます。近くに病院がない場所へ行く、あるいは犬以外にも野生動物と触れあう可能性がある場合は、日本で狂犬病のワクチンを必ず打っておくようにしてください。処置が遅れると命を落とすことにもなるので注意が必要です。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/12/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて